真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.07.22 20:50
【クイーンS(G3)展望】JRA川田将雅ミッキーチャームに素質牝馬が襲い掛かる! 秋G1を見据えたハイレベル激突
編集部
いよいよ札幌競馬がスタートする。開幕週の重賞レースは恒例のクイーンS(G3、芝1800メートル)。この2年はアエロリット、ディアドラという名牝が優勝している。今年はどうなるのだろうか。レースを展望する。
優勝候補は4歳馬のミッキーチャーム(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)。同馬に同世代の上がり馬たちがどこまで迫れるのか、あるいは逆転できるのかがクイーンSの見どころと言っていいだろう。
ミッキーチャームは昨年の夏、3連勝して秋華賞(G1、芝2000メートル)に臨む。果敢に逃げてアーモンドアイから1馬身半差の2着を確保して同世代のトップランクに躍り出た。その後、阪神牝馬S(G2、芝1600メートル)で重賞初制覇を飾るが、その前後の中山牝馬S(G3、芝1800メートル)とヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)では惨敗している、どうして負けてしまったのだろうか。
川田将雅騎手は中山牝馬Sの敗因を「性格の難しいタイプ。きょうは輸送が大きく影響したと思います」としている。そして、阪神牝馬S優勝後、次のヴィクトリアMに臨むにあたって「東京のG1は輸送が心配ですから手放しで『次も』とは言えません」とコメントした。最大のウィークポイントは長距離輸送による入れ込みだ。
クイーンSは札幌の滞在競馬になるので輸送は必要ない。ならばミッキーチャームは思う存分持てる力を発揮できる。ましてや昨年の3連勝は未勝利戦と500万下が函館、1000万下特別が札幌での勝利であり、いずれも距離は1800メートルだった。洋芝にも距離にも問題はない。ここは秋の飛躍に向けた1つの通過点だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛