真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.07.22 14:41

【アイビスサマーダッシュ(G3)展望】JRA・新潟名物の“千直”重賞! 超新星ライオンボスが古豪たちをねじ伏せる!?
編集部
今週から新潟開催が始まる。夏の競馬風物詩としてすっかり定着した千直重賞、アイビスサマーダッシュ(G3、芝1000メートル)を展望する。
今年の5月、新潟千直の新星が誕生した。ライオンボス(牡4歳、美浦・和田正厩舎)が邁進特別(1000万下、芝1000メートル)で2着馬に5馬身差をつけて圧勝したのだ。続く格上挑戦、韋駄天S(オープン、芝1000メートル)でも53秒9という好時計で逃げ切った。カルストンライトオのレコード53秒7とわずか0.2秒差だった。アイビスSDで満を持して重賞初挑戦・初制覇に挑む。
ライオンボスの邁進特別は16頭立ての15番人気、単勝オッズ98.1倍だった。それまでダート戦を中心に使われ、前走のダート戦(1000万下)で惨敗していたからだ。陣営が芝の千直競馬を選択したのは大正解だった。1週前追い切りに騎乗した鮫島克駿騎手は「この馬の良さは、スピードの持続力があるところです」とコメントしている。コーナーのない単調な競馬がぴったりなのだ。
課題は別定重量の56キロ。邁進特別と韋駄天Sはともに53キロだったので一気の3キロ増になる。530キロ台の大型牡馬なので克服可能と見たい。3連勝でのスター誕生に期待しよう。
昨年の覇者がダイメイプリンセス(牝6歳、栗東・森田直行厩舎)。昨年の勝ちタイムは53秒8と優秀で、単純なタイム比較ならライオンボスより速い。アイビスSDに続き北九州記念(G3、芝1200メートル)でも2着に好走したが、その後はいささか不振が続いている。しかし、新潟千直に限れば3戦3勝。得意の舞台で連覇も可能だろう。M.デムーロ騎手はオークス(G1)以来の重賞制覇を目指す。
PICK UP
Ranking
11:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客