
「不良開催」間違いなしの札幌記念でモーリス打倒!?『史上最強世代』からの刺客レインボーラインに流れる「歴史的雨巧者」の素質!

今週の札幌記念(G2)で久々の中距離戦に挑もうとしているモーリスに、文字通りの「暗雲」が立ち込めている。
昨日20日の札幌競馬は実に7年ぶりの重馬場開催。芝コースは時計が極端に遅くなり、いつも以上にパワーのいる状態になっており、特殊なコンディションで本来の力が出せずに大敗する有力馬が相次いだ。
そして、本日21日は台風9号、11号の直撃により関東から北日本は大荒れの状況。札幌も御多分に漏れず、記録に残るような不良馬場での開催は免れないだろう。最悪、中止まであるかもしれない。
だが、そうなってくると俄然”大番狂わせ”のムードが高まってくる馬がいる。『史上最強世代』からの唯一の参戦となったレインボーラインだ。
春はアーリントンC(G3)で重賞初制覇を飾ると、NHKマイルC(G1)でも大外枠の不利をはね退けて3着。本質はマイラーかもしれないが、それはモーリスも同じこと。日本ダービー(G1)こそ8着に敗れたが、前を走っていたのは世代を牽引する『BIG5』に加えて、スマートオーディン、マウントロブソンという実力派。これまで1800mまでしか走ったことがなかった事実を考慮すれば、情状酌量の余地は十分にある内容だ。
そんな”地”の能力に加えて、このレインボーラインは現役屈指の「雨巧者」になる素質に溢れている。
まず父のステイゴールドは、競馬ファンの間では「道悪のステゴ」と称されるほどの悪道巧者。実際に代表産駒のオルフェーヴルは、不良馬場の日本ダービー(G1)を圧勝。馬場の重い凱旋門賞(仏G1)でも2年連続で2着している。
さらに母の父フレンチデピュティもまた「雨巧者」として知られる名種牡馬。代表産駒のエイシンデピュティは重馬場の宝塚記念(G1)を、ピンクカメオも雨中のNHKマイルCを勝利して大穴を開けている。
さらにさらに、母母父のレインボーアンバーは種牡馬でこそ成功しなかったが、競走馬として不良馬場の弥生賞(G2)を1.7秒差の大差勝ちした歴史的雨巧者だ。
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