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やはり騎手は「技」より「馬」なのか……北海道で競馬イベントがタブルブッキング!「社台グループ」「ばんえい競馬」どちらに参加したかで見えるJRA騎手の人間模様

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 まずJRAでの力関係上、どうしても不利になるばんえい競馬側は、その分イベントの希少価値や歴史を全面に出したように受け取れた。目玉はなんといっても武豊騎手。トークショーだけの参加とはいえ、騎乗停止中に父親が亡くなるという競馬以外でも大きな注目を集めている競馬界のカリスマ。仮に一人だけでも、十分な集客が見込める唯一の存在だろう。

 さらには初参加となったC.ルメール騎手を押さえられた点も大きい。レース後「来年もまた来たい」と話していた通り本人の興味本位もあっただろうが、社台のイベントとダブルブッキングした中で、武豊騎手以外の目玉を作れた意義は今後にも大きな好影響がありそうだ。

 他にも、第1回から皆勤賞を続けている勝浦正樹騎手や8回目の松岡正海騎手など、やはり過去に”縁”ができて複数回参加している騎手が目立ったように、今回で10回目(10年目)を迎える強みを活かした格好だ。

 参加したJRA騎手としても、日本が誇る馬事文化の一つ「ばんえい競馬」の発展に協力する文化的な意義は大きく、今回のイベントも大いに盛り上がったようだ。

 その一方で、完全に”個人的な意義”に終始したようにも見えなくもないのが社台主催の『JRA所属ジョッキーによるファン交流イベント&チャリティオークション』だ。

 こちらのイベントに参加したのは福永祐一騎手、川田将雅騎手、M.デムーロ騎手、戸崎圭太騎手に”お伴”としてついていった加藤祥太、坂井瑠星の両新人騎手である。

 2人の若手はさておき今の競馬界を牽引する、さすがの豪華メンバー。そして、これは現在のリーディングトップ5からルメール騎手を抜いたメンバーということだ。

 特にリーディング5位の福永騎手はネット上で「コネ永」などと揶揄されていることを本人も認めているが、今回のようなリーディング上位の騎手が揃って社台のイベントに参加している姿を見ると、やはり騎手は「技」より「馬」なのかという印象を受けてしまう。

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