蛯名正義騎手の熊本地震支援呼び掛けに立ち上がった! 和田竜二騎手の「寄付」と被災地への思い
「チームグリップ公式サイト」より先週の皐月賞(G1)をディーマジェスティの鮮やかな末脚で制した蛯名正義騎手。勝利騎手インタビューでは「今、九州で非常に熊本、大分で大変な状況になっているので、ジョッキー皆で義援金活動をしていきたい。皆さん、ご協力をお願いします」と熊本地震への支援活動を呼び掛け、ファンからの暖かい拍手に包まれた。
そんな蛯名騎手の呼び掛けがあった翌日18日、早々と一人のホースマンが立ち上がった。
日本赤十字社を通じ被災地支援として200万円を寄付したのは、かつてテイエムオペラオーとのコンビで競馬ファンを沸かせた和田竜二騎手。毎日のように報道されている震災状況に心を痛めて「少しでも何かができれば」という決意から支援を思い立ったようだ。
「この度の地震において被災されました方々に、謹んでお見舞い申し上げます。私ひとりでは僅かな力にしかなりませんが、いま自分のできることをさせていただきました。マスコミの皆様に取り上げていただくことで、他のスポーツ選手や関係者への行動に繋がっていけばと思っています」
熊本地震の被災者の方々へそうコメントした和田騎手は、これまでも通算勝利数100勝の区切りを迎える度に、京都府京丹後市の児童養護施設を訪問し支援を10年近く続けてきている(JRA通算995勝 4月19日現在)。
また和田騎手自身は滋賀県の出身だが、先述した最愛のパートナーで7冠馬のテイエムオペラオーの馬主となる竹園正繼(まさつぐ)氏は九州の鹿児島出身であり、以前から九州産馬にも力をいれてきた馬主でもある。今回の動きには、そういった背景もあるのかもしれない。
もともとスポーツであると同時に「ギャンブル」という側面を持つ競馬。他のプロスポーツなどよりも娯楽としての認識が強いのが特徴だ。実際に東日本大震災があった際は、関東圏だけでなく全国的に競馬開催を自粛した例もあり、今回の熊本地震においても「開催することさえ不謹慎だ」という声は決して小さくはない。
だが、同時に先週の皐月賞では5万人を超えるファンが競馬場へ詰め掛けたからこそ、蛯名騎手は5万人の人々に支援を呼び掛けることができたのだ。
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