GJ > 競馬ニュース > 浜中俊騎手失ったものが「大き過ぎ」
NEW

G1制覇もあった!? 落馬負傷中・浜中俊騎手が失ったものが「あまりに大き過ぎ」て悲しい……

【この記事のキーワード】, ,
hamanaka.jpg浜中俊騎手(チームグリップ公式サイトより)

 関西のトップジョッキーの一人、浜中俊騎手(栗東)が落馬事故を起こしてから、もう2か月になる。

 2月7日、東京競馬のメインレースとなっていた東京新聞杯(G3)。1番人気のダッシングブレイズに騎乗していた浜中騎手は、最後の直線で強引に最内に潜り込もうとするも内柵に激突。

 そのまま落馬して、脳震とうの他に左トウ骨遠位端、左第2指中手骨骨幹部近位、左第4指基節骨基部、左第4指中手骨頸部(けいぶ)の計4カ所の骨折、全治3カ月の診断を受けた。

 2012年にJRA最多勝利騎手に輝くなど「ポスト武豊」の筆頭に挙げられている浜中騎手。大きな落馬事故で命に別状がなかったことは幸いだが、毎年リーディングを争っているトップジョッキーだけに3カ月の離脱は、やはり痛い。

 しかし、それ以上に関係者の間で『失ったものが大き過ぎる』と言われているのが、浜中騎手のお手馬たちだ。

 まずは、浜中騎手が落馬した際に騎乗していたダッシングブレイズ。先述した東京新聞杯でも1番人気に推されていたほどの素質馬で、その後は先々週の中山でダービー卿CT(G3)に戸崎圭太騎手と共に出走。レースは6着に敗れたが、昨年のリーディング騎手だった戸崎騎手から戻ってくるのだろうか。

 一方、同日の阪神のメインレース大阪杯(G2)には昨年の最優秀4歳上牡馬のラブリーデイが出走。本来の主戦は川田将雅騎手だったが、昨年末の連敗の影響か今回はM・デムーロ騎手への乗り替わりだった。

 これも、ラブリーデイが浜中騎手とのコンビで昨年の天皇賞・秋(G1)を制しているだけに、健在であれば再び白羽の矢が立った可能性は十分にあった。

 さらに先週の土曜日には昨年、浜中騎手とのコンビで牝馬二冠を達成したミッキークイーンが登場。C・ルメール騎手に乗り替わった阪神牝馬S(G2)では2着に好走した。今年初戦としては上々の結果に、ルメール騎手も「この次は楽しみ」とご満悦。次走はヴィクトリアマイル(G1)となるが、もちろんルメール騎手は乗る気満々だろう。

 それだけではない。今年最初のG1フェブラリーSでも、本来であれば昨年のチャンピオンズC(G1)で4着だったロワジャルダンとのコンビで参戦していたはず。しかし、実際のロワジャルダンは関東の大御所となる横山典弘騎手とのコンビが組まれた。

 ロワジャルダンとは、今年初戦も当日に別件で落馬した影響で乗れず……果たして「落馬ばかり」と印象を持たれても仕方ない主戦騎手の手元に、ダート路線の相棒は戻ってくるだろうか。

G1制覇もあった!? 落馬負傷中・浜中俊騎手が失ったものが「あまりに大き過ぎ」て悲しい……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  4. 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. JRA M.デムーロ「低迷」のきっかけはドウデュースの調教師!? 復権に欠かせないのは失った信頼関係の改善か
  9. サトノアラジンに「鬱」疑惑!? 香港マイル(G1)に挑む日本マイル王の電撃引退の「裏事情」とは
  10. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇