真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.08.25 12:44
【重賞展望】過去にはハープスター、ジャスタウェイ、ロードクエストなど……夏の2歳戦一番の出世レース・新潟2歳S(G3)に今年も「大器」が続々と集結!
編集部
昨年も2着には牝馬で12番人気のウインファビラスが激走したように、この時期の牝馬はやはり侮れない。新馬戦のインパクトなら牝馬のアピールバイオ(牝、美浦・牧厩舎)が台頭してくる。
デビュー戦となった7月の新馬戦(福島、1800m)では、雨の中を後続に8馬身差をつけての逃げ切り。圧巻の走りで7番人気の低評価を覆した。逃げて、上がり最速で8馬身差という優秀な内容なら、ここでも強気になれそうなものだが、指揮官は意外に冷静だ。
「小柄な牝馬だけに、間隔は空いても仕上げやすい。初戦は展開に恵まれた面もあるので、今回はその点が鍵でしょう。1ハロン短縮は問題ないので頑張ってほしい」と牧光二調教師は、あくまで挑戦者の姿勢を崩さない。ラッパを吹かない分、人気も落ち着きそうで有力馬が敬遠しあうなら、再度の逃げ切りがあってもまったくおかしくはない。
この時期の2歳馬だけにキャリアが、重要な経験となることは間違いない。唯一の2勝馬リンクスゼロ(牡、栗東・森厩舎)には当然ながら警戒が必要だ。
これで4戦目となるが、その一戦一戦が”糧”になっている。前走のダリア賞(OP)では果敢に逃げて、早くも2勝目をゲット。決して派手な馬ではないが、この時期は「経験」が「素質」を上回る結果も往々にしてある。
「使った後も問題ない。だいぶ大人っぽくなった。学習能力が高いですね」と陣営がコメントしている通り、すでに高い完成度がこの馬の強み。経験というアドバンテージをフルに活かせば、初の重賞制覇も見えてくるはずだ。期待のホープ松若風馬騎手の積極性に期待したい。
他にも勢いのあるリーチザクラウン産駒のニシノオウカン、切れ者ビハインドザマスクを祖母に持つサンライズソア、ディープ×ストームキャットが光るキャスパリーグなど来年の主役を張るかもしれない”大器”が続々。
夏の2歳戦一番の出世レース新潟2歳Sは28日(日)の15時45分に発走予定だ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!