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JRA川田将雅VSルメール「3番勝負」札幌記念(G2)他で激突! リーディング争いの試金石に?

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 昨年のリーディングジョッキーが、ついに本領を発揮し始めた。

 C.ルメール騎手がここ2週で16勝の固め打ち。89勝まで到達し、騎手リーディングでトップを行く川田将雅騎手についに7勝差にまで迫った。

 夏場は川田騎手が中京競馬場、ルメール騎手は北海道を拠点としている。そのため、ふたりが同じレースに参加することもなかった。だが、今週の日曜日は川田騎手が札幌記念(G2)で騎乗するため、久々にこのふたりの直接対決が行われる。この結果次第ではさらにトップ争いが加熱するのは間違いない。

 まず、ふたりが相まみえるのは、第5Rの2歳新馬戦(芝1800メートル)だ。

 ルメール騎手が騎乗するのは、ラザフォード(牝2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。

 父ディープインパクト、母は米G3勝ちのキトゥンカブードル、母父は北米リーディングサイアーにも輝いたキトゥンズジョイという血統を持つ。

 稽古では目を見張るタイムを出していないが、それは軽め調教の“藤沢流”だからこそ。問題なく仕上げられていると見ていいだろう。全兄のルヴォルグは、デビュー戦で2着に4馬身差をつけて勝利したが、半妹はそれに続くことができるだろうか?

 かたや川田騎手はホウオウピースフル(牝2歳、美浦・大竹正博厩舎)で挑戦。

 父オルフェーヴル、母ツルマルワンピース、母父はキングカメハメハ。半兄には昨年の有馬記念(G1)覇者のブラストワンピースがいる。

 岩藤助手は「モノはすごくいい。背中はブラストよりもいいかも」と評価。それに応えるかのように1週前追い切りでは、函館ウッドで5F68秒3、ラスト13秒の好タイムを記録している。

 第2ラウンドは、第7Rの3歳以上1勝クラス。距離が芝2600メートルと、騎手の腕が物を言う長距離戦だ。

 ルメール騎手は遅れてきた素質馬プルクラ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)に騎乗する。

 父ジャスタウェイ、母はヴェルメイユ賞(仏G1)で2着に入ったピリカ、母父は日本ダービー3着に入ったヴェロックスと同じモンズーンという血統。

 今年の4月に遅いデビューを果たし、初戦の3歳未勝利(芝2400メートル)を危なげない走りで勝利。続いて駒ケ岳特別(1勝クラス、芝2600メートル)で古馬に挑戦した。ここでもタイム差ナシの3着と健闘し、今週3戦目を迎える。

 キャリア3戦ながら、すべてが長距離戦であるため、陣営が菊花賞を目指していることは明らか。ここを勝利し、夏の上がり馬として最後の1冠に挑戦できるか。

 川田騎手はマコトジュズマル(牡3歳、栗東・鮫島一歩厩舎)で出走予定。

 父ハービンジャー、母マコトキンラン、母父はサンデーサイレンスという血統。1勝馬ながら、すでに13戦とキャリアは豊富。そしてそのうち約半数にあたる6戦が2200メートル以上のレース。陣営は長距離に適性があり、秋は菊へ向かいたいと考えているのがわかる。

 ここが菊花賞の試金石となるだろう。

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