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JRA札幌記念(G2)「本質夏馬?」サングレーザーがG1馬を一蹴連覇の可能性

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 18日に開催される札幌記念(G2、芝2000メートル)に昨年の覇者サングレーザー(牡5歳、栗東・浅見秀一厩舎)が出走する。近走イマイチの成績が続いているが得意舞台で復活の狼煙を上げられるのだろうか。

 主にマイル路線を歩んできたサングレーザーは昨年の安田記念(G1、芝1600メートル)で5着に敗れると、陣営は2000メートル路線への距離延長を選択し、札幌記念に臨んだ。レースでは直線で前がつまり、鞍上の福永祐一騎手は追うに追えなかった。しかし、ゴール直前でわずかな隙間ができると、そこをこじ開けて優勝した。

 2000メートル戦でも勝負になる手応えをつかんだ陣営は続いて天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)でG1獲りに挑戦。レイデオロには敵わなかったが、キセキやアルアインを抑えて2着に健闘した。その後も2000メートル路線で戦い、暮れの香港C(G1、芝2000メートル)では4着に好走するも、今年初戦の大阪杯(G1、芝2000メートル)では12着に惨敗してしまう。

 陣営は昨年と同様、今年も安田記念から札幌記念というローテーションを組んできた。昨年と同様、今年の安田記念でも0.2秒差の5着。ならば、今年も札幌記念で好走できる準備が整ったと言えそうだ。サングレーザーは距離延長や距離短縮などショック療法的なローテーションで実績を残しているのも事実だ。

 札幌記念で上位人気になるのは菊花賞馬フィエールマン、日本ダービー馬ワグネリアン、有馬記念馬ブラストワンピースといった錚々たるG1馬。サングレーザー自身もそれなりに人気になるだろうが、G1馬のいずれかが凡走し、サングレーザーが馬券に絡めば配当的妙味も高くなる。

「サングレーザーというのは正体のつかみづらい馬ではあるのですが、本質は夏馬なのかもしれません。一昨年の3歳時、春から夏にかけて3連勝して、10月のスワンS(G2、芝1400メートル)で4連勝かつ重賞初制覇を飾ります。このように温かい時期こそ走り頃なのでしょう。

 昨年も安田記念で惜敗して札幌記念を優勝しています。今年の札幌記念で好走すれば夏馬であることの証明になります。そういう意味では、札幌記念で真っ先に狙うべきは名前のあるG1馬よりもサングレーザーなのかもしれません。豪華メンバーとはいえ札幌記念も夏のローカル重賞の1つ。夏競馬で夏馬を狙うのは競馬ファンの誰もが知っている鉄則の1つですからね」(競馬ライター)

 サングレーザーはマイルから2000メートルへの距離延長は克服済み、札幌コースは3戦3勝と抜群の相性を誇り、しかも温かい時期にこそ活躍できる。札幌記念こそ絶好の舞台。ただし、得意条件が揃っただけで勝ち負けできるほど競馬は甘くない。サングレーザーに弱点はないのだろうか。

「一言で言えば能力の限界です。昨年と今年の安田記念がいい例です。どちらも0.2秒差の5着。サングレーザーはどちらも目一杯走っているのです。また、昨年から今年にかけて成長していないことも窺えます。

 昨年の札幌記念は2着が日本ダービー馬マカヒキでした、マカヒキは2016年の凱旋門賞以降不振続きで、相手が弱ければ好走することもあるのですが、相手が強くなると惨敗してしまいます。そんなマカヒキが2着になった札幌記念ですから、メンバーに恵まれたと見るべきでしょう」(同)

 昨年のマカヒキに比べれば今年のフィエールマン、ワグネリアン、ブラストワンピースはかなり手強い。とはいえ競馬は総合能力だけで勝ち馬が決まるとは限らない。3強はキャリアが豊富とは言えない4歳馬であり、もそれぞれ脆さも抱えている。

 サングレーザーがこれまでの経験を生かして上手く立ち回ったとき、決して勝機がないとは言えない。鞍上の岩田康誠騎手はそんなレースでこそ真価を発揮してくれる。

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