GJ > 競馬ニュース > スプリンターズS×リナーテ
NEW

JRA「ダイヤモンド妹」リナーテついにG1挑戦! スプリンターズS(G1)で秘めたる力解放へ

JRA「ダイヤモンド妹」リナーテついにG1挑戦! スプリンターズS(G1)で秘めたる力解放への画像1
※画像:リナーテ/『JBISサーチ』より

 29日(日)に中山競馬場で開催されるスプリンターズS(G1)に出走するリナーテ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)。デビュー時から、あのサトノダイヤモンドの半妹として注目された同馬が、ついにビッグタイトルに挑戦する。

 サトノダイヤモンドとは違い、ステイゴールド産駒のリナーテ。半兄がクラシックで好走していたため、注目度は同世代の中でもトップクラスだった。だが初戦こそ快勝したものの、2走目のデイリー杯2歳S(G2)で6着に終わる。そしてその後も凡走が続き、ついに牝馬クラシックへの出走は叶わなかった。

 そのリナーテの素質が開花しはじめたのは、昨年からだった。スポニチ賞(1000万下)、白秋S(1600万下)とスプリント戦を連勝すると、暮れには2年ぶりの重賞挑戦となるターコイズS(G3)へ。ここでは距離延長が堪えたのか7着と結果を出すことが出来なかったものの、この敗戦で陣営は本格的にスプリントで戦っていく決意を固めたようだ。

 今年の初戦である京都牝馬S(G3)では勝ち馬デアレガーロから0.1秒差の2着、スプリングC(G2)でもタワーオブロンドンに0.1秒差の2着と好走。重賞初勝利も期待された函館スプリントS(G3)は薬物騒動の余波を受けて除外となってしまったものの、仕切り直しの1戦となったUHB賞(OP)では、後方から脚を伸ばして見事勝利。さらに中1週で向かったキーンランドC(G3)では、勝ち馬ダノンスマッシュ、2着タワーオブロンドンらと互角の戦いを繰り広げて、3着に入るなど結果を残している。

「リナーテはスプリントに活路を見出しました。スプリンターズSが初G1挑戦となり、人馬ともに気合いが入っているのか、2週前追い切りは坂路で4F49秒と自己ベストとなる猛時計を叩き出しています。中間でしっかりと負荷がかけられたので、最終は輸送のことも考えられて馬なりだったものの、それでも4F53秒0、ラスト12秒4をマーク。すこぶる順調にきているようで、須貝調教師も『デキとしては申し分ない』と太鼓判を押していますよ。

 重賞未勝利馬ですが、有力視されているダノンスマッシュやタワーオブロンドンらをあと一歩まで追い詰める走りを見せた経験もあり、侮れない存在。先行争いが激化して、ペースが早くなるなど展開が向けば、上位進出もあり得るだけの力は秘めていますよ」(競馬誌ライター)

 遅れてきた素質馬は、ここで大輪の花を咲かせることができるか?

JRA「ダイヤモンド妹」リナーテついにG1挑戦! スプリンターズS(G1)で秘めたる力解放へのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  7. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  8. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  9. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶