JRAマイルCS(G1)モズアスコット「巻き返し態勢」上位進出濃厚な理由

昨年のマイルCS(G1)で1番人気に支持されるも、まさかの13着に終わったモズアスコット(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)。今年は、昨年の屈辱を晴らすべく気合いが入っているようだ。
昨年は連闘を物ともせずに、9番人気ながら安田記念(G1)を勝利。マイル界の新星として名を馳せた。秋はスワンS(G2)から始動し、ロードクエストの前に屈したものの、ハナ差の2着。休み明けながら上々の動きを披露し、本番への準備は整ったかに思われていた。
マイルCSでは上半期のマイル王決定戦ということもあり、堂々の1番人気に支持される。だがいつものように後方で脚をため、最後の直線に懸けるかと思いきや、4角でアクシデント。ライバルと接触して大きくバランスを崩してしまう。それからC.ルメール騎手がいくら追っても反応はなく、伸びを欠いたモズアスコットは13着と惨敗を喫した。
その後も一度狂った歯車はなかなか戻らず、香港マイル(G1)7着。今年に入ってもマイラーズC(G2)7着、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ安田記念(G1)で6着。さらに毎日王冠(G2)でも6着と凡走に終止していた。
「スランプに陥っていたモズアスコットですが、前走のスワンS(G2)では2着と昨年の同レース以来となる馬券圏内に入っています。勝ち馬ダイアトニックの末脚の前に敗れたものの、モズアスコットも最後の直線でいい反応を見せるなど、調子の良い状態に戻りつつあるようです。
昨年は惨敗に終わりましたが、あれは不利を受けたことが遠因。ここで好走して、再度マイル界を沸かせる存在として復権してもらいたいです」(競馬誌ライター)
モズアスコットは1週前追い切りでは、栗東の坂路で一杯に追われて4F49秒4の自己ベスト。ラストも12秒ジャストでしめるなどバツグンの動きを見せた。宮内助手もスポーツ紙の取材に「いい状態で本番を迎えられそう」と復活に期待を寄せている。
「モズアスコットは稽古駆けするタイプではあるものの、この中間の稽古のタイムは素晴らしいです。最近はフォームや歩様などもいい頃だったときに戻ってきているみたいで、陣営が期待する気持ちもわかりますよ。
当初、鞍上はL.デットーリ騎手を予定していましたが、騎乗停止処分などで来日の予定が変更されたため、今回は和田竜二騎手で挑戦します。予定通り進まなかったのは痛いですが、今のモズアスコットの調子ならば、誰が乗っても上位進出も狙えるはずです」(競馬記者)
1年越しの巻き返しなるか。
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