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武豊「神騎乗」でJRA年間100勝達成! 1番人気出遅れも完璧リカバリーで4年ぶり大台突破!

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 まさに完全復活を象徴するような1勝だ。

 23日、京都競馬場で行われた8R・2勝クラス(1000万下)を武豊騎手が勝利。節目となる年間100勝を達成した。

「この勝利で武豊騎手、年間100勝達成です!!」

 場内アナウンスでそうコールされた一戦は、レジェンド武豊騎手の経験に裏打ちされた冷静さが光る騎乗だった。

 16頭立てで行われたダート1400mのレース。単勝1番人気に推された武豊騎乗のスマートアルタイルだったが、スタートで出遅れた上にダッシュもイマイチ……序盤は馬群から大きく置かれ、場内も騒然とした。

 しかし、ここからが武豊騎手の真骨頂だ。慌てずに馬群の最後方に取りつくと、勝負所の3、4コーナーで馬群を縫いながら一気に進出。最後の直線に入ると、スマートアルタイル自慢の末脚が爆発し、ライバルたちをねじ伏せた。

「朝の2Rでいきなり勝って、今年99勝とリーチを掛けていたので『いつ(年間100勝を)決めるかな』と気構えていましたが、あっさりでしたね。もともとスタートに難があるスマートアルタイルですが、この日もスタートは良くありませんでした。

ただ、そこからの武豊騎手のリカバリーは見事の一言。特に安全に大外を回しがちな3、4コーナーで、しっかりとロスなく馬群に突っ込んだ辺りは、さすが武豊。最大の勝因と言っていいでしょう。馬の力も上でしたが、騎手の力もあっての完勝でしたね」(競馬記者)

 この勝利で武豊騎手にとっては2015年以来、4年ぶりの年間100勝。2015年は106勝だったが、十分に上回ることも可能だろう。

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