GJ > 競馬ニュース > デムーロ「干され疑惑」に藤田氏反論
NEW

M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?

【この記事のキーワード】, ,

M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?の画像1

 現状、年末のグランプリ有馬記念(G1)で騎乗予定馬がいないなど、その低迷ぶりから一部ファンから「干されたのでは?」と心配の声が集まっているM.デムーロ騎手。

 確かに、昨年15勝していた重賞勝利が、今年はわずか3勝。特に5月のオークス(G1)を勝って以来、重賞勝利がなく、この秋は得意であるはずの大舞台で存在感が消えている印象だ。今や世界的な名手が集結する大激戦区になっている日本競馬だが、弱肉強食は数多の大レースを制したイタリア人名手でも例外ではないのか……。

 しかし、この“不安説”に真っ向から異を唱えた人物がいる。元JRA騎手として活躍した藤田伸二氏だ。

 11日にYouTube上でライブ配信された『久しぶりの藤田伸二兄貴生配信‼️』に出演した藤田氏。詳細はぜひ動画をご覧いただきたいが、視聴者の質問に答えていく中で、デムーロ騎手の最近の成績下降ぶりが話題に上がった瞬間だった。

「根本的にわかってないんだよ」

 デムーロ騎手の不振の原因が「競馬関係者から干されたからでは」という質問に対して、「それでも何十勝もしてるじゃん」と否定的な見解を示した藤田氏。

 大先輩であり、親交の深い武豊騎手が落馬事故などの影響で低迷した時期を引き合いに出し「ユタカさんが、年間50、60勝くらいしかできなかった時でも『じゃあ、ユタカさんが下手になったのか』っていうと、ユタカさん(今も)超上手いじゃん」と反論。

 その上で「ミルコだって超絶上手いよ!」と言い切っている。

「藤田氏はデムーロ騎手の成績が下降したのは『エージェントに問題があるのではないか』という見解でした。確かに、デムーロ騎手は昨年まで、現在リーディング独走中のC.ルメール騎手と同じエージェントと契約していましたが、自身が2番手の境遇に不服を唱え、エージェントを変更。以降は、明らかに馬質が低下している印象です」(競馬記者)

 動画の中で「勝ってないから下手くそとか、勝ってないから干されてるとか……違うんだよ」と、改めて認識のズレを指摘した藤田氏。

 デムーロ騎手の成績下降の最大の理由を「今までは“SS級”の馬にばっかり乗ってたから勝てた。だけど今はBクラス、Cクラスの馬しか集まってこないから結果が出てないだけ」と解説。「それでも勝ってる方だと思うよ」とデムーロ騎手にエールを送っている。

 先日の香港マイル(G1)を制したアドマイヤマーズ、有馬記念で有力視されているサートゥルナーリアなどの主戦は、かつてデムーロ騎手だった。果たして、無類の勝負強さを見せるイタリアンの復活はあるのだろうか。藤田氏の指摘通りだと、環境を変えなければ相当厳しそうだが……。

M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  3. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  4. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  5. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  6. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは