
JRA後藤浩輝さん「5年目」命日。忘れられぬ意外な素顔と「料理の鉄人」ぶり

先日、競馬大手ポータルサイト『netkeiba.com』で連載されている『M.デムーロ 世界一になる』で、M.デムーロ騎手の「料理の腕」が話題になった。
人気コラムなので目を通した読者も多いかもしれないが、デムーロ騎手は大の料理好きで友人を招いた際、その腕を振るうようだ。だが、自信はあまりないようで「僕が作る料理はマズイと思う(笑)」と微笑ましい一面を見せている。
女性の社会進出が高まり、昔と異なって料理が得意な男性も増えた。そんな時代の波は、当然“男社会”の競馬界にも反映しており、騎手にも料理人顔負けの“シェフ”が少なくない。実は、その代表格が2015年に亡くなった後藤浩輝さんだった。
そう、今日2月27日は後藤さんの5度目の命日なのだ。
自殺というショッキングな最期を迎えた一方、コスプレしてプロ野球の始球式に臨んだり、バラエティー番組にも積極的出演するなど、明るさばかりが目立っていた後藤さん。その一方、料理にはこだわりを持っており、自身が作った料理がTwitterにアップされるたびにファンの間でも話題になっていた。
実は騎手になる以前、フランス料理のコックを目指していた。そんな料理好きから生まれたのが、東京・汐留シティセンターで2012年から開催された『Uoooma Jockeys’CAFE』だ。
ジョッキーがプロデュースした料理が食べられるという、この『Uoooma Jockeys’CAFE』。後藤さんはその第1回のゲストとして登場し“後藤プロデュース”の料理を存分に振舞った。
その後も海外競馬評論家として高名な合田直弘氏、元ジョッキーの細江純子さんがマスターを務め、後藤さんが積極的に参加した企画は競馬ファンの間で好評を博し、結局『Uoooma Jockeys’CAFE』は開催40回を超える大ヒットイベントとなった。
「昨年末から落馬事故が増えており、特に後藤さんが所属していた関東のトップジョッキーが相次いで負傷しています。後藤さんの直接的な自殺の原因は未だ明らかにされていませんが、2度の大きな落馬事故が原因の1つではないかという話も。
後藤さんの最後の落馬は、先週行われたダイヤモンドS(G3)に騎乗していた際で、自殺で亡くなる直前でした。今日が命日ですし、この日を境に1つでも落馬事故が減ってほしいですね」(競馬記者)
後藤さんが亡くなってから5年が過ぎた。それでも熱心な競馬ファンは、この日後藤さんへの思いをSNSなどを通じてコメントしている。
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