
JRAタワーオブロンドン「夢再び」へ爆進!? オーシャンS(G3)「休み明けとか関係ない」いきなり本気モード!
3月7日(土)開催のオーシャンS(G3)に、新スプリント王・タワーオブロンドン(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が出走を予定。春のスプリント戦・高松宮記念(G1)を制し、そしてさらに高みを目指して始動する。
3歳時はマイルを主戦場としていたタワーオブロンドン。だが、得意としていた1400m戦の京王杯スプリングC(G2)で約1年ぶりの勝利を上げると、陣営はスプリント転向を決断。転向当初こそ取りこぼしが目立ったが、秋初戦のセントウルS(G2)では後続に3馬身差をつけてレコード勝ち。短距離戦に適応し、稀に見る才能を発揮し始めた。
次走のスプリンターズS(G1)では、主戦のC.ルメール騎手を背に出走を果たす。後方で脚をためると、最後の直線で外に出され、猛然と進出。先行するライバルを次々に交わして見事な差し切り勝ち。G1初制覇を達成していた。
「本当ならばタワーオブロンドンは、浜中俊騎手とのコンビでスプリンターズSに出走予定でした。ところが、ルメール騎手が騎乗予定だった桜花賞馬グランアレグリアが直前になって故障。出走回避となったため、オーナーサイドの意向もあり、浜中騎手からルメール騎手に乗り替わったんです。タワーオブロンドンに運が味方したのかもしれません。
そのタワーオブロンドンは高松宮記念後、海外遠征も視野に入れているといいます。管理する藤沢和雄調教師は『イギリスに行きたい。ロイヤルアスコットかジュライCを考えていて(所有する)ダーレーの社長に相談しようと思っている』とプランを明かしていました」(競馬記者)
2年前、タワーオブロンドンは英国ロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスS(G1/芝1600m)とコモンウェルスC(G1/芝直線1200m)の2レースに登録され、海外遠征のプランが浮上していた。最終決断はNHKマイルC(G1)の結果次第とされていたものの、そこでは1番人気ながら12着と大敗。英国G1制覇の目標は露と消えた。
「陣営としては『夢よ、もう一度』という気持ちなのかもしれませんね。ただそれを見るためにも、まずは国内で結果を出すのが先決です。
1週前追い切りの併せ馬では5馬身先行した僚馬に馬なりで併入し、5ハロン65秒5、ラスト12秒6を記録しています。昨年9月のスプリンターズS以来のレースとなりますが、仕上がってきていますね。藤沢師は『G1馬だし休み明けとか関係なく走らないと』とその称号にふさわしい走りを求めていましたね」(競馬記者)
国内で結果を残し、英国に旅立つことができるのだろうか。タワーオブロンドンのチャレンジを見守りたい。
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