
【チューリップ賞(G2)展望】2歳女王レシステンシアVSウーマンズハート再び! 桜花賞へ世代トップクラスが集結!
3月7日(土)、阪神競馬場で桜花賞(G1、芝1600m)と同じ舞台で開催されるチューリップ賞(G2、芝1600m)が行われる。春の牝馬クラシックに直結する1戦とあって、今年も多くの素質馬たちが顔を揃えた。
2歳女王レシステンシア(牝3歳、栗東・松下武士厩舎)の2020年はここからスタートする。
昨年のファンタジーS(G3)を勝ち、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)へ。4番人気ながら好スタートを見せてハナを奪うと、最後の直線でさらに加速。上がり最速の末脚で後続を5馬身引き離す圧巻のレースを展開。一度も先頭を譲ることなくレコードで優勝し、2歳女王の座についた。
新馬→ファンタジーS→阪神JFと無傷の3連勝を飾ったこともあり、【2019年度JRA賞】の部門別で唯一の満票(274票)での選出となった。今年はチューリップ賞をステップに桜花賞を目指す予定。松下調教師は「昨年は使うごとにパフォーマンスが上がっていきました。本番に向けてここを1回使えるのはいいですね」とすでに先を見据えている。
その2歳女王にリベンジを果たしたいウーマンズハート(牝3歳、栗東・西浦勝一厩舎)。
昨年の新潟2歳S(G3)ではメンバー唯一の32秒台となる、上がり3ハロン32.8秒の豪脚で初重賞制覇。騎乗した藤岡康太騎手は「この馬、ヤバいわ……」と話すなど、これからが楽しみな走りを披露していた。
続く阪神JFでは、W.ビュイック騎手を背に臨み、2番人気に支持される。だが、ロスなく内を周り、好位を進むも伸びを欠き4着。ビュイック騎手は「勝ち馬を射程圏に捉えながらのレースでしたが、逆に離されてしまいました。ですから勝ち馬が現状強かったのでしょう」とライバルを讃えたが、まだ弱い部分もあるとし、「来年良くなってくれば距離が伸びても大丈夫だと思います」と今後に期待を寄せている。
ここで結果を残し、今後につなげることができるだろうか? 鞍上は藤岡康騎手に戻る予定。
阪神JFで2着に入ったマルターズディオサ(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)は一撃を狙う。
新馬戦こそ2着に終わったが、その後2連勝を達成して阪神JFに出走。逃げるレシステンシアを見る形で進むと、最後の直線で勝ち馬には離されたが、脚を伸ばしてきた後続を抑え込んで殊勲の2着に入った。
レース後、田辺裕信騎手は「今日は相手が強かった」と話すも、「気の入り方がトレセンの時と違うので、その点、場慣れではありませんが、リラックスして走れたら、もっと良かったと思います」と明かす。精神面の成熟が待たれるが、成長は見られるのだろうか?
PICK UP
Ranking
17:30更新JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA G1未勝利騎手の「匂わせ」発言がプチ炎上!? 「もはやトップとかG1への憧れはそんなにない」ファンから批判に晒された騎乗スタンスの真意とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 2度の屈腱炎を克服した「不屈」の実力馬がいよいよ復帰! ナリタブライアンの「同期」はG1制覇、鳴尾記念勝利ヨーホーレイクに続けるか