【弥生賞(G2)展望】JRAマーフィー「ダービーを意識」サトノフラッグが武豊とコンビで「ディープインパクト記念」に登場! ワーケアも負けられない
8日、日曜の中山メインレースは昨年7月に亡くなったディープインパクトの功績を称えて改称された「弥生賞ディープインパクト記念」が行われる。記念すべき第1回には父の主戦を務めていた武豊騎手が、サトノフラッグ(牡3、美浦・国枝栄厩舎 )とのコンビで出走を予定、クラシックの行方を占うにも注目の一戦となりそうだ。
サトノフラッグは昨年10月のデビュー戦をフィリオアレグロの6着と敗れたものの、O.マーフィー騎手を背に1番人気に支持された次走の未勝利戦をレコード勝ち。あまりの強さにマーフィー騎手は「自分が今まで乗った中でもトップクラスの馬だと思います。将来について楽しみしかありません」と手放しで褒めちぎったほど。
続く3歳1勝クラスでは、単勝1.6倍の圧倒的な支持に応えて危なげないレース運びで快勝。前走でもコンビを組んでいたマーフィー騎手は「彼の目標はダービーなんじゃないかと思います」と、ついにダービーを意識する発言まで飛び出した。
同じく弥生賞には昨年のホープフルS(G1)の3着馬ワーケア(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)も登場。初顔合わせは絶好の物差しとなりそうだ。ワーケアを破るようなら一気に皐月賞の主役候補として躍り出ることになる。
もちろん、ワーケアもホープフルSで先着を許したコントレイル、ヴェルトライゼンデのいないここでは負けていられない。敗れはしたが、スタート後に挟まれて後方に下げる不利が大きかった。1、2着馬がスムーズなレースをしたのに対して、後方から外を回さざるを得なかったことが大きくマイナスとなった。ここでの巻き返しは必至だろう。
ホープフルSの5着馬オーソリティ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)は父オルフェーヴルの主戦だった池添謙一騎手から南アフリカのL.ヒューイットソン騎手と新コンビとなる。同騎手は3月7日からJRAの短期免許を初取得予定だ。
他には5番人気に支持されたホープフルSを9着に敗れた札幌2歳S(G3)の勝ち馬ブラックホール(牡3、美浦・相沢郁厩舎)、ウインカーネリアン、オーロアドーネらが出走を予定している。
記録男・武豊がディープインパクト記念を勝利で飾るか、それともワーケアがこれを阻止するか。
第1回ディープインパクト記念の発走は、3月8日(日)15時45分を予定している。
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