
JRA武豊サトノフラッグをO.マーフィーが英国で絶賛!「ダービーの有力馬になる」弥生賞ディープインパクト記念(G2)初代王者へ急浮上!
今年、わずか11日間で27勝を荒稼ぎし、“旋風”を巻き起こしたO.マーフィー騎手。その若き天才が、滞在中に騎乗した馬の中で「ダービーの有力馬になる可能性がある」と感じた1頭がいると、英国メディアに明かしたという。
帰国し、英国初勝利をあげたマーフィー騎手は「レーシングTV」の取材に応じた。日本でR.ムーア騎手、L.デットーリ騎手らとしのぎを削った日々を振り返り、さらにスワーヴリチャードでのジャパンC(G1)勝利、中山競馬場での1日6勝などの思い出を語った。
そして騎乗した馬の中に「将来を意識させる素晴らしい勝利」があったとし、弥生賞(G2)に参戦予定であるサトノフラッグ(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)について「ダービーの有力馬になる可能性がある」などとその才能を絶賛した。
サトノフラッグは戸崎圭太騎手を背に臨んだ初戦を6着で終える。だが2戦目からマーフィー騎手に手替わりすると一変。2歳未勝利を出遅れながらも2着に3馬身差をつけて快勝すると、3歳1勝クラスでも最後の直線で抜け出して優勝。芝2000mで2連勝を飾っている。3戦目を終えたマーフィー騎手は「この馬の良さが生きるのは2000mより2400mだと思います」と語り、「目標は日本ダービーになるのではないでしょうか」と明かしていた。
「同馬の母バラダセールはアルゼンチンの3歳牝馬チャンピオンに輝いています。これまでダンサールなど3頭を出産していますが、いずれもハーツクライ産駒。半姉たちは傑出した成績を残していないものの、ディープインパクト産駒であるサトノフラッグは、あの里見治氏のおメガネにかなったこともあり、セレクトセールで1億6500万円(税別)の高値で落札されました。里見氏は同馬の素質に惚れ込んでいるようで、『今年のエース格。この馬でクラシックを目指したい』と周囲に話していたともいわれています。
初戦こそ躓いたものの、その後いい内容で2連勝。重賞勝ちはありませんが、騎乗したマーフィー騎手からもお墨付きが与えられましたし、今年のクラシックの台風の目となる可能性も出てきました。 これからも注目したい存在ですね」(競馬誌ライター)
サトノフラッグは弥生賞には武豊騎手と新コンビで向かう予定。弥生賞にはホープフルS(G1)で3着に入ったワーケアが出走を予定していることもあり、サトノフラッグにとっては試金石的な意味合いも持ちそうだ。
今年から弥生賞は正式名称を「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」と改めることになった。父の名を冠する1戦に、名コンビだった武豊騎手を乗せて挑戦するサトノフラッグ。ここを勝ち、オーナーと名騎手の鑑識眼が正しかったことを証明し、クラシックに名乗りをあげることができるだろうか?
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