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JRA武豊「春のターゲット」は弥生賞!? 「ぜひとも乗りたい。そして勝ちたい」レジェンドが人一倍意欲を見せる理由

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 昨年、「近代競馬の結晶」と称された稀代の名馬ディープインパクトが世を去った。競馬界のみならず、NHKがトップニュースとして扱ったことで日本全土に“衝撃”が走った。

 そんな訃報を受け、日本中央競馬会(JRA)はディープインパクトの栄誉を遺すため皐月賞(G1)の王道トライアル弥生賞(G2)を、今年から「弥生賞ディープインパクト記念」と改名。

 JRAが主催するレース名に競走馬の名が残るのは、1964年の三冠馬シンザン以来3例目となる。

 そんな“リニューアル”となるレースに人一倍の意欲を燃やしている男がいる。ディープインパクトのすべてのレースで手綱を執ったレジェンド武豊騎手だ。

「そこはぜひとも乗りたいですね。そして勝ちたい。初代優勝騎手になりたい――」

『週刊ギャロップ』(サンケイスポーツ)の新春インタビューに登場した武豊騎手。詳細は、ぜひ本誌をご覧いただきたいが、ディープインパクトが亡くなった昨年7月30日の前日、武豊騎手は本馬に会いに向かうところだったが「今は大変で、会いに行ける状態ではない」という連絡を受けて断念……。

“訃報”は、その翌日に届いたという。

「亡くなった直後、会見に応じた武豊騎手ですが、ディープインパクトについて『ひと言でというのは難しい。本当に特別な馬』という話をされていました。『掛ける言葉は?』という質問に、感謝しかないと答えた姿が印象的でした」(競馬記者)

 だからこそディープインパクト記念の王者に、誰よりも早く自らの名を刻みたい。弥生賞は春の3歳クラシックにおける重要なステップレースだが、武豊騎手に限っては、それ以上の思い入れがあるようだ。

 ただ武豊騎手の意気込みも然ることながら、それ以上に「馬」が重要なのが競馬だ。武豊騎手がディープインパクト記念の初代王者に輝くことがあるのだろうか。

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