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天皇賞・秋(G1)「3着激走」アエロリットの父クロフネ「種牡馬引退」間近……今年「種付けゼロ」未解決の後継問題

天皇賞・秋(G1)「3着激走」アエロリットの父クロフネ「種牡馬引退」間近……今年「種付けゼロ」未解決の後継問題の画像1

 先週の天皇賞・秋(G1)3着と、改めて高いパフォーマンスを見せたアエロリット。勝ったアーモンドアイにはちぎられたものの、そこからダノンプレミアムやサートゥルナーリアを相手に見せた驚異的な粘りは、多くのファンに驚きと感動をもたらした。

 しかし、その父クロフネに「種牡馬引退」が迫っているというニュースが舞い込んできた。

 競馬大手ポータルサイト『netkeiba.com』で島田明宏氏が連載中の『熱視線』で、社台スタリオンステーションを訪ねたレポートによると、今年21歳を迎えたクロフネは肝機能が低下したこともあり、今年は一頭も種付けをしていないという。記事には「種牡馬引退も近いようだ」という言葉もあった。

「3歳秋に引退したクロフネは、18年という非常に長い種牡馬生活を送ってきました。現役時代は主戦の武豊騎手をして『ドバイワールドカップ制覇を一番意識した馬』と言わしめるほど、図抜けた能力の持ち主。2着馬を7馬身ちぎった2001年のジャパンCダート(現チャンピオンズC)は、今でも伝説のレースの1つとして多くのファンが記憶しています。

引退後も日本競馬で屈指の名種牡馬になりましたが、これといった後継種牡馬に恵まれていないところが、大きく残念なところです」(競馬記者)

 これまでアエロリットを始め、スプリント王のカレンチャンやスリープレスナイト、ヴィクトリアマイル(G1)を勝ったホエールキャプチャなど、数多くの名馬を輩出したクロフネだが、これらはすべて牝馬だ……。

 フサイチリシャールやクラリティスカイなどが後継として種牡馬入りをしたが、過度な期待はできない状況だ。北米の主流血統だったヴァイスリージェント系の定着に大きく貢献したクロフネ。どうにかその血を残す大物後継者が出てきて欲しいが……。

 ディープインパクト、キングカメハメハと超大物種牡馬の死去が報じられた今年。また一頭、大物種牡馬がその役目を終えるのは残念だが、クロフネも今年で21歳。静かな余生を送ってほしい。

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