昨年の日本ダービー馬マカヒキ復活の鍵は「ダート」転向!? ダートで成功したディープインパクト産駒の意外な「共通点」とは
※画像:マカヒキ 『競馬つらつら』より6日に川崎競馬場で開催されたスパーキングレディーC(G3)は2番人気アンジュデジールが快勝。単勝1.4倍に支持されたホワイトフーガが4着に敗れる波乱の決着となった。
勝ったアンジュデジールはディープインパクト産駒で、同産駒はこれが交流重賞初制覇だという。2012年以降5年連続でリーディングを獲得、重賞通算154勝を誇る日本を代表する種牡馬だけに意外な事実だ。
しかし、ここまで芝に偏りながらも大成功を収めている種牡馬は歴史的にも類を見ない。というのもディープインパクト産駒は、芝重賞で149勝を上げている一方、ダートの重賞制覇はこれで2度目なのだから恐れ入る。
ちなみにディープインパクト産駒のダート初重賞は、ボレアスで勝った2011年のレパードS(G3)だった。
ディープインパクトが種牡馬として2年目を迎えた年であり、当時の重賞勝ちの比率は、芝が8勝でダートが1勝。やや芝に偏っていたが、今後はバランスよく活躍馬を出してくだろうと思われていた。
だが、まさかそれから6年間もダートの重賞勝ち馬が出ないとは……。ダート適性のあるディープインパクト産駒は、ある意味貴重な存在なのだろう。
実はアンジュデジールとボレアスには意外な共通点がある。それは2頭が「ディープインパクト×フレンチデピュティ」という配合であるということだ。
ディープインパクト×フレンチデピュティの組み合わせは、活躍馬が数多くいるニックス配合の1つとして知られている。2014年の秋華賞(G1)を勝ち、古馬になってからジャパンC(G1)を勝ったショウナンパンドラが、その代表的な産駒といえるだろう。
他にも今年の弥生賞(G2)を勝ったカデナなどが該当するが、どちらもダート適性は走ったことがないだけに未知数だ。多くのディープインパクト産駒と同じく向いていない可能性もある一方、数少ないダート重賞馬と同じ配合なのだから、芝よりもさらに高いパフォーマンスを見せる可能性がある。
PICK UP
Ranking
17:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?













