【プロキオンS(G3)展望】豪脚一閃!?先行押し切り!?自分の長所を出し切って勝利を掴むのは?

9日(日)の中京競馬場メインレースではプロキオンS(G3)が開催される。この時期の数少ないダートの短距離重賞で、この距離に絶対の自信を持つ好メンバーが出走を予定している。そんなプロキオンS(G3)の有力馬を紹介する。
後方待機からの強烈な追い込みにより活躍を続けるカフジテイク(牡5、栗東・湯窪厩舎)のスピードは迫力満点だ。昨年の秋ごろから本格化したようで、チャンピオンズC(G1)4着、フェブラリーS(G1)3着と確実に実績を積み上げてきている。直線だけで他馬を抜き去っていくその姿はまさに圧巻。ダートレースにもかかわらず1600m以下のレースでの上りタイムは驚異の「34秒台」を連発している。これは芝のレースと比べても遜色ないレベルと言っても過言ではなく、いかに瞬発力に長けた馬かということが分かるだろう。さらに、1400mは得意の距離で7勝のうち6勝をマークしている。極端なスローペースの展開になってしまうと苦戦を強いられる可能性は高いが、それでもここまでの実績を考えると勝ち切ってしまうかもしれない。昨年のこのレースでは7着に敗れたが今回はどのような結果になるだろうか。
キングズガード(牡6、栗東・寺島厩舎)も末脚には定評がある1頭だ。武蔵野S(G3)、根岸S(G3)、フェブラリーS(G1)でカフジテイクと対決。この3戦での先着はないが今回こそは追い詰めるレースを期待したい。休み明けのレースとなった前走の天保山S(OP)では58㎏の斤量で2着を確保。叩き2戦目の今回はレースを使った上積みが見込める上に、56㎏と手ごろな斤量でチャンスは十分。中団に取り付いて競馬ができるこの馬が逆転するために万全を期すならば、スローペースによる展開の助けも欲しいところ。重賞でも好走しているがまだ勝利していないが、今後に繋げるためにもここで結果を残していきたいところ。
ベストマッチョ(牡4、美浦・手塚厩舎)の出方が展開のカギを握るだろう。前走の麦秋S(1600万下)ではスタート直後からスピードに乗って先頭に立つと、結局一度もハナを譲ることなく勝利。直線の半ばで並びかけられるとそこからさらに加速しており、勝負根性も一級品だ。重賞初挑戦となった根岸S(G3)では大敗を喫してしまったが、経験を積んだ今ならば大崩れはしないだろう。これまで東京競馬場でのレース経験しかないので輸送や小回りへの対応など課題もあるが、克服することができれば初の重賞勝ちも可能だろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- JRA「年度代表馬」史上最大のねじれ決着!? スペシャルウィーク白井元調教師らが”怒りの声”を上げたJRA賞の舞台裏
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在














