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【JRA2019残念ニュースTOP5】さらばディープインパクト、禁止薬物問題、デムーロ凋落など一気に振り返る!

 今週末で2019年のJRA競馬の全レースが終了する。今年はリスグラシューのG1競走3連勝など吉報に湧いた一方、不幸な出来事も相次いだ。今回は2019年の競馬界を揺るがせたネガティブなニュースをランキング形式で振り返っていこう。

【第1位】 ディープインパクトら名馬が死去

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 2005年に無敗でクラシック3冠を制覇するなど、G1競走で7勝をあげるなど活躍したディープインパクト。さらに種牡馬入り後は7年連続種牡馬ランキングで1位に輝き、一大王朝を築き上げていた名馬が、今年の7月30日に死去していたことが明かされた。17歳だった。

 今年も種付けを行っていたものの、3月に入って中止。社台スタリオンステーションの事務局は首に痛みがあるといい、「(種付けの)立ち上がる動作の時に痛みがあります」と語り、「大事を取ることにしました」とコメントしていた。それからわずか4カ月後に、このような結末を迎えるとは誰が想像しただろうか。

 8月に入ってからは、こちらも大種牡馬として名を馳せてキングカメハメハが18歳で死去。近年は体調不良を理由に種付けの頭数を制限していたが、今年の7月に種牡馬からの引退を発表。これから穏やかに余生を送るかと思われた矢先に、この世を去ってしまった。

 また今年は牝馬ながら64年ぶりにダービーを制したウオッカ、キングヘイロー、ヒシアマゾン、さらにマヤノトップガンらも死去している。亡くなった競走馬たちの冥福を心から祈りたい。

【第2位】 ジャパンCに海外馬の参戦ナシ

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 1981年に「世界に通用する強い馬づくり」を合言葉に創設されたジャパンC。だが、ここ5年を振り返ると3、4、3、4、2頭と海外馬の参戦は減少傾向にあり、ついに今年は0頭になってしまった。

 10月の米ブリーダーズC開催と、12月の香港国際競走との間に挟まれている施行時期、諸外国と比較して長期間に渡る検疫。さらに他のレースよりも見劣りする賞金額、そしてヨーロッパとは別物ともいわれている「高速馬場」など、有力な海外馬の陣営がジャパンCを敬遠する理由は多々あげられている。

 もう一度、ジャパンCを盛り上げるためにも、JRAには重い腰を上げて改革に乗り出してもらいたいものだが……。

【第3位】 禁止薬物使用、除外ラッシュ

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 6月15日、JRAは禁止薬物テオブロミンが混入された飼料添加物『グリーンカル』を摂取した恐れがあるとして、その週に出走する156頭を競走除外にすると発表した。

 調査対象になったのは栗東22、美浦6の計28厩舎。だが、このグリーンカルの流通・販売を行っていたのは主にJRAファシリティーズなど文字通りJRAの関連の4社。つまり正規のルートで購入した商品だった。そのため、ダノンスマッシュの安田隆行調教師は『スポーツ報知』の取材に「最悪ですね」「おかしいですよ」など怒りを隠さなかった。

 翌月になり、JRAは会見を開き、『グリーンカル』を製造する際、別の製造ラインでカカオ豆副産物が粉砕を行っていたため、その粉じんが混入し、テオブロミンが検出されたと発表。また除外された156頭に対して一定額の交付金(出走レース3着賞金相当+出走手当)の支給もするなどとしたため、事態は一応の収束を見せた。

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