【東京大賞典(G1)展望】JRAオメガパフュームVS引退ゴールドドリーム! 今年最後の大一番に大井が揺れる!
12月29日(日)、大井競馬場で東京大賞典(G1、ダート2000m)が開催される。2019年最後の重賞を制覇すべく、今年も実力伯仲の好メンバーが集った。
昨年の王者・オメガパフューム(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎)は、得意の舞台で勝利を狙う。
今年はM.デムーロ騎手とともに挑んだフェブラリーS(G1)こそ10着に終わるも、帝王賞(G1)ではD.レーン騎手を背に優勝を達成した。
秋はJBCクラシック(G1)で再びデムーロ騎手とコンビを組んで、勝ち馬チュウワウィザードとタイム差なしの2着と好走。だが前走のチャンピオンズC(G1)ではL.デットーリ騎手を鞍上に迎えるも、スローペースに泣き、6着に終わっている。
勝ち負けを繰り返すことになったが、大井競馬場は2勝2着1回と得意にしている。ここで結果を残したいはずだ。今年は鞍上がコロコロと変わったが、最後はデムーロ騎手が手綱を握る予定。最近はなにかと不穏なウワサが聞こえてきたデムーロ騎手だが、終わりよければ全て良しとするためにも、ここは頑張りたいところ。
古馬大将格・ゴールドドリーム(牡6歳、栗東・平田修厩舎)も、暮れの大一番で勝利を狙う。
ダートのG1で上位常連といえばこの馬。2017年にチャンピオンズC(G1)を勝利後、かしわ記念(G1)連覇、帝王賞勝利などを含む、G1で8連続連対を成し遂げた。
その連続連対も南部杯(G1)で3着となり途絶えたものの、前走のチャンピオンズCでは勝ち馬クリソベリルにクビ差で2着と意地を見せた。ここがラストランとなるが、有終の美を飾ることができるかにも注目されている。鞍上はC.ルメール騎手が務める予定だ。
復帰戦を快勝したケイティブレイブ(牡6歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、その勢いでG1制覇を達成したい。
今年は川崎記念(G1)で2着と上々のスタートを切ると、ドバイワールドC(G1)へ。鞍上にJ.モレイラ騎手を迎えて世界の強豪に挑戦する予定だったが、疝痛のため出走取消。無念の帰国となった。
秋は浦和記念(G2)で復帰。当初、C.スミヨン騎手が鞍上を務める予定だったものの、腰痛のため、急遽、御神本訓史騎手に乗り替わり。だが、そんな場外トラブルも苦にせず、早めの仕掛けで見事優勝。2着に3馬身差をつけて、完全復活をアピールした。
今回も引き続き御神本騎手が手綱を握る。なにかとドタバタ続きだった2019年をきれいな形で締めくくることができるのだろうか?
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