JRA福永祐一「3年ぶり」1日5勝の大暴れ! 大阪杯(G1)ダービー馬ワグネリアンと復活V決める!?
4日、土曜阪神で福永祐一騎手が騎乗機会6回に対し、5勝をあげる大暴れ。日曜に行われる大阪杯(G1)で騎乗するワグネリアン(牡5、栗東・友道康夫厩舎)とのコンビで日本ダービー(G1)以来の勝利に向け、絶好調をアピールした。
1Rの3歳未勝利を4番人気セントクリーガーで内から好スタートを決めて逃げ切ると、この勝利を皮切りに、4Rの3歳未勝利では2番人気ユピテルルークスで好位の中団から鮮やかな差し切り勝ち。
続く5Rの3歳1勝クラスを2番人気オーロラテソーロで逃げると2着馬に4馬身差をつける大楽勝。そして9Rアザレア賞(1勝クラス)を単勝180円の断然人気に支持されたフライライクバードで後方から外を回しながらも、しっかりと人気に応えてここまで4連勝と快進撃が続いた。
10R明石特別(2勝クラス)は3番人気ダンスディライトで7着に敗れるも、最終レース(2勝クラス)を2番人気シェパードボーイで好位から差し切り、この日の5勝目を飾った。
逃切り勝ちもあれば、鮮やかな差し切りもあるなど、まさに変幻自在の福永マジックが炸裂した。福永騎手が1日5勝をあげたのはこれまでも複数回あるが、直近だと17年の6月24日以来。また、このときも土曜競馬だった。
福永騎手は、日曜阪神のメインレース・大阪杯にはワグネリアンとのコンビで挑む。現役時代に“天才”と称された元JRA騎手の父・洋一氏もつかめなかった“ダービージョッキー”の称号をプレゼントしてくれた相棒だ。
昨年の大阪杯では勝ったアルアインからクビ差の3着と惜敗しているだけに、今年こその想いは強い。
「もうひと花、ふた花咲かせたいね」福永騎手のワグネリアンへの信頼も厚い。それに応えるべく、陣営も「追い切り後の疲れ、反動もなくていい状態ですね。無駄な肉もないですし、きっちり仕上がったと思います。絶好調ですね」と万全の仕上がりを約束した。
4枠4番に決まった大阪杯に福永騎手は、「内過ぎたら嫌だったけど、ここならいいですね。競馬を組み立てやすい、いいところだと思います」と好感触だ。
大阪杯の共同会見では「うまく流れに乗れるかどうかということに繋がってくるのだと思います。とにかくいいスタートを決めたい」とスタートがカギになるとコメント。
「ここは全力で勝ちに行く調整をしているので、なんとかそれに応えられるような騎乗をしたいと思っています」とレースへの意気込みを語った。
大阪杯はワグネリアン、桜花賞(G1)はミヤマザクラ、皐月賞(G1)はコントレイルと有力馬への騎乗が予定されているのも、各陣営からの福永騎手に対する信望の厚さだろう。
ワグネリアンは2018年神戸新聞杯以来、コンビとしては日本ダービー以来の復活Vへ、態勢は整った。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!