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JRAマイラーズC(G2)ウオッカもカンパニーも倒した「無冠」の最強マイラー! 2009年勝ち馬スーパーホーネットの激闘譜

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 26日、日曜京都のメインレースは安田記念(G1)の重要なステップとなるマイラーズC(G2)が行われる。安田記念連覇のかかるインディチャンプは、昨年のこのレースを4着から本番を制した。

 そんな重要ステップを、今から遡ること11年前に制したのがスーパーホーネットだった。父であるロドリゴデトリアーノの代表産駒は、98年のオークス(G1)を勝ったエリモエクセルが唯一のG1馬である。だが、スーパーホーネットもG1勝ちのタイトルにこそ手が届かなかったとはいえ、競馬ファンにとっては非常に印象深い馬だったといえるかもしれない。

 スーパーホーネットの競走馬生活の前半は、それほど派手な成績を残してはいたわけではない。朝日杯FS(G1)を2着に好走した程度で重賞勝ちはなく、クラシックに臨むも皐月賞(G1)で10着、日本ダービー(G1)でも15着と大敗した。秋に復帰してからも目立った活躍もなく、ここまでならどこにでもいる早熟馬の1頭だったかもしれない。

 頭角を現し始めたのは、運命的ともいえる出会いがきっかけといえるだろう。当時まだ若手騎手のひとりに過ぎなかった藤岡佑介騎手とのコンビ結成である。

 4歳春の大阪城S(OP)で初コンビ初勝利をあげ、相性の良さを見せると秋にはスワンS(G2)で待望の重賞初制覇を達成した。そして、勢いそのままにマイルCS(G1)挑戦したが、ダイワメジャーのクビ差の2着と惜敗した。

 5歳となった翌年の始動戦には、自身初となるスプリント戦の高松宮記念(G1)に出走するも5着に終わり、またしてもG1制覇とはならなかった。G1で惜敗をするまで力をつけたスーパーホーネットにとって、最も勝利を期待されたのは、初めて1番人気に支持された2008年の安田記念(G1)だった。

 しかし、中団後方から直線を迎えるも伸び切れず、女傑ウオッカの前に8着と敗れてしまう。当時まだ22歳の藤岡佑騎手には計り知れないプレッシャーもあったのだろう。

 確かにこのときのスーパーホーネットは、秋の復帰戦となった毎日王冠(G2)で安田記念優勝馬のウオッカを真っ向勝負で差し切ったことからも、G1を勝てる力があったかもしれない。だが、再びG1で1番人気に支持されたマイルCSでも、先に抜け出したブルーメンブラットを捉え切れずに2着と涙をのんでしまった。

 6歳を迎えた09年のマイラーズCでは、同年にG1を2勝するカンパニーを破って勝利を飾るも、スーパーホーネットに立ちはだかる「G1の壁」は厚かった。7歳で出走した10年の安田記念を6番人気で2着と奮闘するも、天皇賞・秋(G1)の11着を最後にその競走生活に別れを告げる。G1を2着4回と好走したが、最後まで勝つことは叶わなかった。

 引退後は種牡馬となるが、シンザン記念(G3)、ファルコンS(G3)でともに3着のシゲルノコギリザメを輩出するにとどまり、19年に用途変更となり種牡馬を引退した。最後に大西雅信牧場を出されてからの消息は分かっていない。

 かつて同馬とコンビを組んでいた藤岡佑騎手は、18年のNHKマイル(G1)をケイアイノーテックで初G1勝利を手に入れた。当時は不安視された若手も今ではリーディング上位にも顔を出すまでに成長した姿を見せている。

 もし仮に、現在の藤岡佑騎手がスーパーホーネットの手綱を取っていれば、「G1馬」となっていたかもしれない。福永祐一騎手がキングヘイローに学んだように、藤岡佑騎手にとってもスーパーホーネットは忘れられない馬の1頭となっているだろう。

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