JRAヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイら史上最強メンバー集結!? G1馬5頭が春のマイル女王決定戦で激突か
5月17日に開催される春のマイル女王決定戦・ヴィクトリアマイル(G1)。今年は例年になく豪華なメンバーでの開催が見込まれており、早くから熱視線を集めている。
まずアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)が復権をかけて出走予定。昨年の有馬記念(G1)では9着とまさかの敗戦を喫したアーモンドアイは、今年の始動戦と予定していたドバイターフ(UAE・G1)での巻き返しが期待されていた。
だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でレースが中止。ノーザンファーム天栄に戻り、次走に向けて準備を整えていたところ、25日、所属するシルクホースクラブがホームページで、C.ルメール騎手を背に春の女王決定戦に向かうことを発表した。
さらに今年はそのアーモンドアイの他に、昨年レコードを記録する走りを見せたノームコア、オークス馬ラヴズオンリーユー、ダノンファンタジーなどG1馬がこぞって集結。桜花賞馬グランアレグリアは回避も視野に入れられているものの、現状ではまだ可能性は残っている。
またそれら以外でも、今年に入って重賞3連勝中のサウンドキアラ、昨年ターコイズS(G3)など重賞で2勝をあげたコントラチェックが武豊騎手を背に参戦予定。さらに昨年のクラシックで殊勲の走りを見せたシゲルピンクダイヤ、前哨戦の阪神牝馬S(G2)で馬券圏内に入ったスカーレットカラー、ディメンシオンなど一筋縄ではいかないメンバーが揃うと見られている。
「昨今、マイル~中距離の有力馬は、招待競走の場合には経費が主催者持ちと事情もあり、ドバイや香港など、海外のG1レースを選択することも増えていました。ところが今年はコロナショックで軒並み中止。また人馬ともに検疫も大きな負担になっているので、遠征を取りやめる陣営も増えています。
アーモンドアイも香港のクイーンエリザベス2世C(G1)とチャンピオンズマイル(G1)へ登録していましたが、結局回避。皮肉なことに、今年はこの世界的なアクシデントが豪華すぎる1戦の後押しとなりました」(競馬誌ライター)
昨年のヴィクトリアMは5番人気のノームコアがレコードV。2着に4番人気のプリモシーン、3着に11番人気のクロコスミアが続き、3連単の払い戻しが17万円を超えるなど波乱の1戦となった。
今年はアーモンドアイと昨年覇者ノームコアの直接対決に加えて、有力な4歳馬、晩生傾向の5歳勢が出走。新型コロナウイルス蔓延のせいで、日本全国に広がっているどんよりした空気が広がっているが、それを吹き飛ばすような激闘を期待したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRA「新鋭」西村真幸厩舎2020年重賞3勝目! 福島牝馬S(G3)フェアリーポルカ完勝で「女王」アーモンドアイ待つヴィクトリアマイルか
JRAアーモンドアイ、ヴィクトリアマイル(G1)参戦へ!国枝栄調教師「脚元を含めて、馬体面に異常はない」確勝を期してG1・7勝目へ
JRA「超豪華」メンバーが安田記念(G1)に集結!ドリームマッチ誕生の裏に今年だからこその嬉しい“誤算”が!?
JRA「ウオッカ超え」デアリングタクトの次なるターゲットはアーモンドアイ!? 松山弘平は「ルメール超え」
JRAダノンプレミアム「アーモンドアイから逃亡」!? クイーンエリザベスS(G1)がまさかの賞金「半額」も、長い目で見ればたいしたことない?