JRA「超豪華」メンバーが安田記念(G1)に集結!ドリームマッチ誕生の裏に今年だからこその嬉しい“誤算”が!?
6月7日に春のマイル王決定戦・安田記念(G1)が開催される。5月10日のNHKマイルC(G1)からはじまる東京競馬場の5週連続G1の締めくくりのレースでもある。
今年はどうやら「超豪華」メンバーでの開催になりそうだ。
すでに出走を表明しているのは、現役最強馬・アーモンドアイ、昨年の最優秀3歳牝馬グランアレグリア、国内外でマイルG1・3勝のアドマイヤマーズ、昨年の春秋マイル王・インディチャンプ、無冠の大物・ダノンキングリーといった超豪華メンバー。開催されるのは1か月以上先だが、今から待ち遠しくてたまらない顔ぶれだ。
今回、この豪華メンバーが揃ったのは、海外競馬の状況が大きく影響している。
当初は3月に開催されるドバイターフ(G1)にアーモンドアイとアドマイヤマーズの2頭が出走を予定していた。しかし、新型コロナウイルスの影響で、開催が中止となってしまい帰国を余儀なくされたのだ。
前記2頭に加え、インディチャンプも26日に香港で行われるチャンピオンズマイル(G1)に出走を予定していたが、こちらも新型コロナウイルスの影響を考慮して回避している。
これらの海外レースの中止の影響を受けたマイル~中距離路線馬が、安田記念に集結する形になったのだ。
「世界的にマイル~中距離路線が主流となっていることもあり、その路線の馬は複数のG1が開催されるドバイや香港といった招待競走を選ぶことが多くなっています。招待競走の場合、経費は主催者持ちですし。
大阪杯(G1)がG1昇格したことで国内の中距離路線が充実しましたが、ドバイと同時期の開催。そのため、ドバイ中止の煽りを受けた馬は出走できません。今回、海外という選択肢がなくなったことにより、安田記念しか出走するレースがなかったのです」(競馬記者)
昨年の安田記念はロジクライがスタート直後に大きく斜行し、アーモンドアイ、ダノンプレミアムといった有力馬が被害を受けた。結果的に被害馬は敗れ、被害のなかったインディチャンプが優勝するという後味の悪いレースとなってしまった。
今年はアーモンドアイと昨年王者のインディチャンプの再対決に加えて、有力4歳馬が多数出走と見どころ満載だ。各馬が実力を出し切るレースになることを願いつつ、嬉しい“誤算”で実現するドリームマッチを楽しみにしたい。
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