真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.07.29 10:15
世紀の大失敗? 新潟直線1000mコースが競馬記者にも競馬関係者にも不評の理由。
編集部
今週の注目は芝の直線1000mで行われる唯一の国内重賞アイビスサマーダッシュだ。
2001年に新潟競馬場に誕生した日本初の直線芝1000mコースは、当時大きな話題となり新潟競馬を代表するコースとなったわけだが、実は完成当初から賛否のあるものだった。というのもファンからは歓迎された直線コースではあったが、実は競馬記者や競馬関係者からイマイチ評判が悪かったのだ。
もともとこの直線1000mコースはJRAの番組上必要性があって作られたものではなく、どちらかといえば話題性で作られたようなものだ。海外でもカーブのない直線のレースはあり、実際に新潟競馬場で1000mが完成する前に日本のシーキングザパールが勝利したフランスのモーリス・ド・ゲスト賞(G1)、アグネスワールドが勝利したイギリスのジュライカップ(G1)、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞(G1)などが直線競馬であった。
日本では新潟で行われるアイビスサマーダッシュだけが唯一直線1000mの重賞レースであるが、実際のところスプリンターズステークスや高松宮記念といった短距離のG1レースを目指す関係者からすればあまり存在意義のないレースとなっている。
というのも1200mでコーナーのある高松宮記念やスプリンターズステークスと違い、直線だけ1000mのコースを走ることは、競走馬にとってあまりプラスではないというのだ。
「1000mの直線競馬を覚えてしまうと、1200mのコースがある競馬を走るのに支障が出てしまう。コーナリングがぎこちなくなったり、息を入れて走ることができなくなってしまう恐れもある」
と厩舎関係者が話していたことがあるが、同じ短距離戦でも直線の1000mとコーナーがある1200m戦は別物と考えていいだろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
- C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
- 「絶妙ラップ」でメジロパーマー以来32年ぶり快挙!成績不振&名伯楽からの卒業…ピンチをチャンスに変えた「花の35期生」新人王
- 横山和生「謎」の降板にファンから賛否の声…朝日杯FSで無敗の主戦に非情采配
- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶