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2020.04.28 10:00

JRA天皇賞・春(G1)横山典弘「3度」の伝説! 待望ゴールドシップ、口笛7馬身イングランディーレ、下剋上サクラローレル
編集部
実は横山典騎手は、気分を害さないように調教でゴールドシップに鞭を入れないスタイルを取っていた。それまで穏やかに自分を尊重してくれていたジョッキーが、道中で鞭を入れてきたことでゴールドシップの闘志に早めに火が点き、それを最後ゴールまで保たせた。
すべて計算し尽くされたような、まさに横山典騎手の“神騎乗”と言われたレースだった。
“神騎乗”と言えば、2004年のイングランディーレもそうだった。イングランディーレは主にダートを使われてきたが、ダイヤモンドS(G3)、日経賞(G2)を連勝するなど、芝・ダートの二刀流だった馬だ。
レース当日、いつもより時計がかかる馬場だと分かった横山典騎手は、イングランディーレを思い切って逃すことに腹を決める。前走がダート戦だったこともあり10番人気。逃げたとしても、自分の馬はノーマークになることは分かっていた。
前半、落としたスローで脚を溜めて、最後はセーフティーリードの7馬身圧勝劇。してやったりの“横山劇場”に、関係者もファンも唸るしかなかった。
他にも、ナリタブライアン、マヤノトップガンの2強を負かし、3番人気ながらも単勝14.5倍をつけた“伏兵”サクラローレルも、横山典騎手の強気の騎乗が導いたものだった。
さて、今年の天皇賞・春は、ミッキースワローに横山典騎手は騎乗する。菊花賞6着と、常識的には距離が長く、実力的に相手強化は否めないが、日経賞(G2)を勝たせたジョッキーの“マジック”で再び勝ちに導くかもしれない。
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