JRA天皇賞・春(G1)フィエールマンに並ぶ「軸馬発見」!? 有力馬に「不安あり」強力現場情報をもとに三連単「6点」で攻略!
「▲」はエタリオウ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。
近走の成績はパッとしないが、かつて菊花賞ではフィエールマンにハナ差まで迫った馬である。初コンビの川田将雅騎手がそのポテンシャルを引き出せるかに注目したい。
「M.デムーロ騎手や横山典弘騎手が口を揃えて『難しい馬。気持ちを乗せることがなかなかできない』と嘆いていました。最後までビシッと追ってくれる川田騎手で、どこまで変わるかにかかっていますね。能力的にはGIを取っていてもおかしくない馬ですし、天皇賞・春は絶好の舞台だと思います。今回は、ゆっくりしたレース運びになりそうです」(厩舎関係者)
昨年の天皇賞・春や京都大賞典(G2)では後方からレースを進め、終いの脚はしっかりと使っており、能力の高さは間違いなくあるはずだ。リーディングトップの川田騎手との“化学反応”に期待したい。
「△」はシルヴァンシャー(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
母アゼリはG1・11勝を挙げ、アメリカで殿堂入りを果たした名牝という良血馬。3連勝で挑んだ前走の京都大賞典は惜しく3着だったが、初G1の舞台で覚醒するかもしれない。
「ディープインパクト産駒にしては珍しく渋いタイプで、ステイヤーとしての資質があります。ただ脚元に不安があり、休養が長引いていたというのが割引材料かもしれません。最終追い切りは4ハロン51秒5、ラスト12秒3と好時計ですが、併せたサトノクロニクルから2馬身遅れたでした。久々の実戦がどう出るかですね」(競馬記者)
前走の京都大賞典は6か月ぶりのレースで好走しており、今回は7か月ぶりの実戦。これが吉と出るか凶と出るか……。
最後に「☆」はキセキ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。
ゲートを出なかった前走の内容は不安だが、能力では上位間違いないだけにおさえておきたい。
「父のルーラーシップもゲート練習は問題なくても、実戦ではやらかしていたので……。こればっかりはゲートに入ってみないとわかりません。有馬記念、阪神大賞典とゲートの反応が悪いので、正直言うと不安の方が大きいです。また前走では折り合いの難しさも見せており課題は山積です。普通に走れば期待できますが、最近はその普通ができないから……」(厩舎関係者)
すべては“ユタカマジック”次第といったところだろう。
上位人気のユーキャンスマイルは重賞3勝すべてのレースで手綱を取ったパートナー・岩田康誠騎手が落馬負傷で乗り替わりとなったため、今回は「消し」とする。
買い目は以下の通り。
3連単 フォーメーション 6点
1着[3,14] 2着[3,14] 3着[2,8,12]
フィエールマンは連対間違いなしと見て、トーセンカンビーナの激走に期待したい。
(文=ハナビ杉崎)
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