JRA NHKマイルC(G1)「無敗世代の法則」で武豊に大チャンス!? デアリングタクト、コントレイルらが繋いだ“タスキ”を受けるのは?
桜花賞(G1)・皐月賞(G1)が終わり、オークス(G1)・日本ダービー(G1)という3歳最大のビッグレースが迫っている中、今週10日にはマイル王決定戦となるNHKマイルC(G1)が行われる。
競馬の大手ポータルサイト『netkeiba.com』の事前オッズによると、桜花賞(G1)で2着だった2歳女王レシステンシア、朝日杯フューチュリティS(G1)2着の実績があり、前哨戦のアーリントンC(G3)を快勝したタイセイビジョンが上位人気を形成。他にも多士済々なメンバーが集い、近年稀に見るハイレベルな様相となっている。
だが、ある「法則」によると3歳No.1マイラーの称号を得るのは、すでに「2頭」に絞られているという。
この背景には、現3歳世代が一部から「無敗世代」と称されていることに起因している。簡潔に述べると、これまで3歳世代が戦ったG1レースは阪神JF、朝日杯FS、ホープフルS、桜花賞、皐月賞の5つだが、これらすべてを「無敗馬」が制しているのだ。
昨年12月に行われた2歳女王決定戦・阪神JFでは、3頭の無敗馬が出走したが、その内の1頭レシステンシアが優勝。続く、朝日杯FS(G1)でも無敗のサリオスが圧倒的な強さを示した。
さらに年末のホープフルS(G1)では5頭の無敗馬が出走したが、コントレイル、ヴェルトライゼンデ、ワーケアと負け知らずの馬たちが上位を独占……まだ敗れたことがなかった無敗馬同時が激突し「真の無敗馬」が誕生する、ある意味G1らしい結果となっている。
年が明け3歳春に迎えるクラシックでは当然、無敗馬はさらに希少なものになる。桜花賞では前哨戦のチューリップ賞(G2)で女王レシステンシアが敗れたこともあり、無敗馬は圧巻のパフォーマンスでこのレースを勝利するデアリングタクトただ1頭だった。
続く、皐月賞では1戦1勝馬のテンピンが滑り込むなど5頭の無敗馬が集ったが、コントレイルとサリオスがゴール前で激しく叩き合いを演じ、無敗馬がワンツーを飾る結果だった。
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