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JRA【NHKマイルC(G1)展望】2歳女王レシステンシアVS武豊サトノインプレッサとルフトシュトロームの3戦3勝「無敗馬」対決に注目!

JRA【NHKマイルC(G1)展望】2歳女王レシステンシアVS武豊サトノインプレッサとルフトシュトロームの3戦3勝「無敗馬」対決に注目!の画像1

 10日、日曜東京のメインは3歳最強マイラー決定戦となるNHKマイルC(G1)が行われる。皐月賞(G1)後の動向が注目されたサリオスの登録はなかったが、堀厩舎はニュージーランドT(G2)を快勝した「無敗馬」ルフトシュトロームを送り込む。

 2歳女王レシステンシア(牝3、栗東・松下武士厩舎)は距離適性を考慮して、オークス(G1)ではなく、得意のマイル戦であるNHKマイルCを選択した。前走の桜花賞(G1)はデアリングタクトの末脚に屈したが、例年なら勝っていてもおかしくない内容だった。

 勝ち馬は早くも牝馬3冠の声すら聞こえる相手だっただけに、運が悪かったとしかいいようがない。レシステンシアが5馬身差の圧勝を決めた昨年の阪神JF(G1)では、朝日杯FS(G1)を勝ったサリオスのタイムを0.3秒上回ったように、世代トップクラスの能力の持ち主であることは間違いない。

 また、桜花賞からNHKマイルCに出走した馬は、昨年の桜花賞馬グランアレグリアが敗れたとはいえ、17年のアエロリットは5着、16年のメジャーエンブレムは4着からと巻き返しての優勝だった。2着の惜敗は悲観する必要はないだろう。

 サトノインプレッサ(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)の手綱を取る武豊騎手は、レシステンシアから乗り替わっての参戦となる。母サプレザは現役時代にマイルCS(G1)に2度参戦したように、日本でも馴染みのある血統だ。

 デビューから3連勝で毎日杯(G3)を制したが、いずれも雨で渋った馬場での開催だった。それでも近2走は出遅れて後方から直線だけで差し切るという豪快な競馬で勝利している。父が軽い馬場で本領発揮するディープインパクトだけに良馬場ならさらに末脚の切れに磨きが掛かるだろう。3戦3勝の無敗馬で、まだまだ底知れない強さを感じる1頭だ。 

 ルフトシュトローム(牡3、美浦・堀宣行厩舎)もまた、デビューから3連勝でニュージーランドT(G2)を制した素質馬だ。朝日杯FS馬のサリオスを擁する堀厩舎が、NHKマイルCでもG1勝利を目論む。

 ここまでの3勝はすべて中山のマイル戦であげ、3戦すべてが違う騎手が騎乗していることも同馬の乗りやすさの証明にもなる。今回はD.レーン騎手が予定されており、これで4回とも違う騎手の手綱となる。父キンシャサノキセキはガロアクリークがスプリングS(G2)を制し、皐月賞(G1)でも3着したように勢いもある。3戦無敗とまだ底を見せていないだけに不気味な存在だ。

 タイセイビジョン(牡3、栗東・西村真幸厩舎)は、前走のアーリントンC(G3)で待望の重賞2勝目をあげた。昨年の朝日杯FSではサリオスの2着に敗れたが、世代上位の力を持っていることは間違いない。デビューから3勝2着2回と、ここまで5戦を完全連対しているように堅実な走りを見せていることからも、大崩れはなさそうだ。

 他にもスプリングSを3着のサクセッション、アーリントンCを2着したギルテッドミラー、ファルコンS(G3)の1着シャインガーネットに2着ラウダシオン、ニュージーランドTを3着したウイングレイテストも不利がなければ際どかっただけに侮れない。

 武豊騎手からC.ルメール騎手へと乗り替わった2歳女王レシステンシアは巻き返せるか。

 サトノインプレッサ、ルフトシュトロームは無敗で4連勝を飾れるか。

 注目のNHKマイルCは10日、15時40分の発走を予定している。

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