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今週17日に東京競馬場で、古馬牝馬のマイルG1・ヴィクトリアマイルが行なわれる。
ドバイ開催中止のため、ここに照準を絞ってきたアーモンドアイ、昨年のオークス馬・ラヴズオンリーユー、重賞3連勝中のサウンドキアラ等、実力ある牝馬が多く出走する予定だ。
その中に割って入ろうと「ノースヒルズ軍団」の前田幸治オーナーは、スカーレットカラー(牝5歳、栗東・高橋亮厩舎)を出走させる。先日、所有するコントレイルで皐月賞(G1)を勝利。31日の日本ダービー(G1)で頂点を狙う、いま熱い視線を注がれているホースマンだ。
「ノースヒルズは、これまでファレノプシス、ビリーヴ、スティルインラブ、ローブデコルテ、ヘヴンリーロマンスと、牡馬に負けないG1級の牝馬を走らせてきて、もともと生産技術、育成技術は高いものがあります。ノースヒルズは牡馬だけでなく、牝馬も重賞級の馬が数多くいますね」(競馬記者)
「ノースヒルズ軍団」は、“個人馬主としては国内最大級”と言われるオーナーブリーダーであり、生産牧場を北海道新冠町に保有。米国にも拠点を持っている。近年ではUAEダービー(G2)1着、米ベルモントS(G1)3着のラニなど、米国で生産した馬を日本だけでなく、海外でも走らせて存在感を示している。
「クラシックでいいところがなかったスカーレットカラーですが、古馬になって休み明けのパールS(3勝クラス)を勝ち上がってから、馬がしっかりしてきましたね。じっくり育ててきた厩舎力は素晴らしいものですし、ノースヒルズの育成能力の高さや、馬質の高さも影響があるのではないでしょうか」(同)
マーメイドS(G3)3着、クイーンS(G3)2着を経て、迎えた10月の府中牝馬S(G2)。稍重の馬場を前・後半とも緩み無いペースで流れた、かなり厳しいレースだったが、後方から上がり33秒2の末脚でラッキーライラックらをねじ伏せ、初重賞勝ち。スカーレットカラーは、遅咲きの成長力を誇示してみせたのだ。
「パールSからジョッキーを岩田康誠騎手に固定したことで、成績が向上したのは大きかったですね。詰めが甘かった馬に最後まで集中力を切らさないで走らせています。前走の阪神牝馬S(G2)も休み明けながら2着に持ってきました」(同)
しかし今回は、岩田騎手が落馬負傷のため、石橋脩騎手が手綱を握る。
「4月に3週連続重賞勝ちと調子を上げてきた石橋騎手ですが、この好調のきっかけを作ったのが、前田オーナーの所有馬クリンチャー(2着)のマーチS(G3)からでした。
ここで結果を出したことで、今回のスカーレットカラーの抜擢にもつながったのではないでしょうか。先日のNHKマイルカップ(G1)は惜しくも4着でしたが、最後の攻防は見応えがありましたし、頑張ってほしいですね」(同)
 スカーレットカラーが牝馬G1を獲れば、コントレイルの大一番を控える「ノースヒルズ軍団」に、大きな援護射撃となるだろう。スカーレットカラーの激走に、態勢は整ってきた。
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