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JRA兄インディチャンプに続け! 古馬になって本格化の「晩成型」はこれからが本番!?

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 今週5日に阪神競馬場でサマースプリントシリーズ第2戦・CBC賞(G3)が行われるが、ここにアウィルアウェイ(牝4歳、栗東・高野友和厩舎)が参戦する。

 今年は3戦、すべて重賞を走り4着、1着、11着と成績がなかなか安定してこない。特に前走の高松宮記念(G1)は流れに乗れないまま、良いところがなく11着に敗れている。兄にインディチャンプ、叔父にはネオリアリズム等、能力の高い馬が揃っている血統だけに、なんとかこのサマースプリントシリーズをきっかけに浮上したいところである。

 偉大な兄インディチャンプも、決して平坦な道のりを歩んできたわけではない。

 道中ハミを噛んで走ったり、ソラを使って負けたりと、気性の悪さを出していた3歳の春、毎日杯(G3)3着、アーリントンC(G3)4着で狙っていたNHKマイルC(G1)出走が叶わなかった。

 しかし、古馬になって本格化。インディチャンプの急成長ぶりを見せ付けたのは、アーモンドアイらG1馬たちと対決した昨年の安田記念(G1)のレースだ。

「レース後に音無調教師が『この短期間で馬はグッと良くなっていました』と語っていました。気難しい馬も大きく成長し、アーモンドアイらを破ってG1馬になるんですから、この血統の成長力は驚異的ですね」(競馬誌ライター)

 そこには、ハミを噛んだりソラを使ったりしていたインディチャンプはいなかった。心身ともに成長した彼は、不遇だった3歳時のリベンジをこの安田記念で果たしてみせた。

 妹のアウィルアウェイも、3歳春は力を出せず、夏の放牧を3ヶ月挟んだ後にOP入りした。4歳から重賞路線を歩んでいくという姿は、兄インディチャンプと同じだ。

 叔父のネオリアリズムが5歳になってから活躍したこともあって、晩成型が多いこの一族は、大成するまで時間がかかるのだろう。今年、初重賞勝ちしたばかりのアウィルアウェイも、むしろここから真価を発揮するのかもしれない。

 今週のアウィルアウェイについて高野調教師は「以前は調整が難しいタイプで道中は力みすぎるくらいでした。ですが経験と年齢を重ねて落ち着いてきまして、乗り手との親和性が出てきている感じです」とコメント。

 アウィルアウェイがサマースプリントシリーズ参戦で一皮剥けるならば、秋以降のG1戦線も楽しみだ。このCBC賞でしっかりと賞金を加算しておきたい。

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