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JRAリビングレジェンド武豊「スポーツ功労者顕彰」で伝説に勲章追加。ここまでの「受賞歴」を見てみたら、やっぱり凄すぎた!

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「まさにリビングレジェンド」

 武豊騎手を表現するのに、これ以上の言葉はないだろう。

 後世に語り継がれる功績を成し遂げ、現役ながらすでに伝説的存在と化した日本を代表する騎手。誰もが認める存在であり、本人もまたデビューから34年がたった今でも、更なる高みを目指している。

 その武豊騎手が先日「令和元年度スポーツ功労者顕彰」に、現役騎手として初めて選ばれた。デビュー以来様々な賞を手にしてきた武豊騎手。その偉業に新たな勲章が追加されたわけだが、これまでの武豊騎手を振り返ってみると、それはまさに「勲章の山」といっても過言ではないほどだった。

 今回はそんな武豊騎手の伝説を彩る様々な勲章を振り返ってみたい。

 武豊騎手はデビューした1987年に、JRA賞(最多勝利新人騎手)、優秀騎手賞(勝利度数部門)、関西競馬記者クラブ賞、関西放送記者クラブ賞(新人騎手賞)をいきなり受賞。新人最多勝記録を塗り替え、ここから伝説が始まったのである。そしてJRA所属騎手にとって最高の栄誉でもあるJRA賞は、デビューした1987年を皮切りに通算21度も受賞。さらに優秀騎手賞はデビューから25年連続、通算でも26回受賞している。

 JRA以外の受賞歴では、1989年と2007年に「日本プロスポーツ大賞」の殊勲賞を受賞、2018年には同じく日本プロスポーツ大賞の特別賞、そして「関西スポーツ賞」特別賞を受賞。さらにスポーツ界で権威のある「報知プロスポーツ大賞」においても、1993年と2005年に特別奨励賞。そして1999年には朝日新聞社が主催する「朝日スポーツ賞」も受賞している。

 また2004年にはJRA創立50周年記念式典において、競馬功労者として「農林水産大臣感謝状」を授与された。

 ディープインパクトで三冠を達成した2005年には、日本歯科医師会による「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2005」を男性の部で受賞。ちなみに女性の部で受賞したのは、女優の上戸彩であった。

 そして同年、雑誌「Sports Graphic Number」が選ぶ2005年度の「ナンバーMVP」も、競馬関係者として初めて受賞している。この2005年は確かにディープインパクトで日本中を沸かし、年間最多勝記録を更新するなどの活躍を見せたが、他のスポーツでも様々な記録がみられた。

 例えば女子プロゴルフで宮里藍選手が、史上最年少で日本女子オープンを優勝。大相撲では横綱の朝青龍が史上初となる7連覇と年間6場所完全制覇を達成し、しかも年間最多勝利記録を更新するといった活躍。他にも日本初のプロバスケットボールリーグである「bjリーグ」がスタートするなど、様々な競技が話題に溢れていた。その中での受賞なのだから、そのインパクトは絶大なものであっただろう。

 2017年には「ロンジンIFHA国際功労賞」に選出された。このロンジンIFHA国際功労賞は、スイスの時計メーカーであるロンジン(Longines)が、世界ナンバー1の騎手と馬を選出するもの。今回はナンバー1ジョッキーの賞ではなかったが、競馬界の発展に貢献した関係者に贈られる賞として、史上5人目の受賞となった。もちろん日本人の競馬関係者としても初の栄誉である。

 2019年には農林水産省より「農林水産大臣表彰」を受賞。これは日本の競馬に関し、特に顕著な功績を挙げたことが評価されてのもので、農林水産省が競馬関係者を対象にこういった表彰を行ったのは初めてだったという。

 そして2020年7月、スポーツ庁より、日本のプロスポーツ史上特に優れた成果を挙げた者や多年にわたりスポーツの向上発展に貢献したとして、「令和元年度スポーツ功労者顕彰」を受賞したのが、もっとも新しい武豊騎手の勲章だ。

 いまだ現役バリバリの武豊騎手にとって、この受賞も通過点といえるだろう。今後どんな勲章が加わるのか、更なる活躍に期待したい。

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