JRA「大魔神×友道厩舎」ヴィルシーナの仔ディヴィーナが武豊でデビュー! 心配の「種」はやはりアノ馬の大不振……
父は新種牡馬モーリス、母は13年と14年のヴィクトリアマイル(G1)を連覇した名牝ヴィルシーナの良血馬ディヴィーナ(牝2、栗東・友道康夫厩舎)が8月1日の新馬(札幌・芝1500m)でデビューを予定している。
注目の鞍上には武豊騎手を迎える。オーナーは元プロ野球選手の大魔神こと佐々木主浩氏、管理している友道康夫調教師とのコンビではシュヴァルグランで17年のジャパンC(G1)、ヴィブロスで16年の秋華賞(G1)、17年のドバイターフ(G1)を優勝した。
ディヴィーナの半兄ブラヴァス(父キングカメハメハ)は12日に行われた福島の七夕賞(G3)で2着に入り、初重賞制覇に手が届くところまで近づいた。近親にG1勝ち馬がいるだけに、ディヴィーナも当然クラシックでの活躍が期待される。
22日の1週前追い切りは函館ウッドコースでウェスタールンドと併せて1馬身先着。馬体は410キロ前後と小柄で仕上がりは早そうだ。
「注目なのは武豊騎手でデビューすることです。オーナーの佐々木氏はアドマイヤの冠名で有名だった故・近藤利一氏と懇意にしていました。同氏と過去に”因縁”のあった武豊騎手に対して所有馬の騎乗依頼を避けていたのは、兄貴分である近藤氏への遠慮もあったでしょう。
ですが、亡くなる前にアドマイヤビルゴを武豊騎手に託す遺言を残したと言われる“電撃和解”により、障害がなくなったことは大きいです。半兄のブラヴァスも武豊騎手でデビューしたように、今後は珍しくなくなっていくでしょうね」(競馬記者)
勿論、ディヴィーナに対する佐々木氏の期待は大きいだろうが、心配なのは同馬の父モーリスの不振だろう。新種牡馬として注目されたモーリスとドゥラメンテの2頭だったが、評判馬が次々と敗れ、下馬評を裏切る格好となってしまった。
ドゥラメンテ産駒は5勝を挙げて巻き返しに成功したものの、モーリスはいまだにカイザーノヴァの1勝のみ。2番人気に支持された函館2歳S(G3)でも5着に敗れたばかり。
また、今年のセレクトセールでもドゥラメンテ産駒は高額落札された馬が多数出たが、モーリス産駒は2歳馬の成績が思わしくなかったことも大きく影響したようで、2頭の評価は明暗が分かれる結果となった。
そして、母のヴィルシーナのG1勝ちも古馬になってからだったように血統的には晩成タイプである。
大魔神×友道厩舎の管理馬に武豊騎手が騎乗するだけあって人気にはなりそうだが、デビュー勝ちの期待となると怪しいかもしれない。
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