GJ > 競馬ニュース > 超良血馬が「異例」の未勝利OP挑戦!?
NEW

JRA藤沢和雄厩舎の超良血馬「異例」の未勝利OP挑戦!? ディープインパクト×エアグルーヴを母に持つ良血馬に「上積み必至」の厩舎事情?

【この記事のキーワード】, ,

JRA藤沢和雄厩舎の超良血馬が「異例」の未勝利OP挑戦!? ディープインパクト×エアグルーヴを母に持つ良血馬に「上積み必至」の厩舎事情?の画像1

 今週もモーリス産駒の勢いが止まりそうにない。

 先週の新馬戦では3勝と、ここに来て勢いを増してきたモーリス産駒。先週、芝の新馬戦は5レースあったが、モーリス産駒が出走していた新馬戦は3レースのみ。つまり、出走した新馬戦すべてで勝利を収めた事となる。

 そんな中、今週15日(土)の札幌10Rコスモス賞(2歳OP)に「未勝利馬」でありながら、モーリス産駒であるカランドゥーラ(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が出走を予定している。

 6月21日の新馬戦では、C.ルメール騎手らしい完璧な立ち回りから粘り込みを図ったが、ブルーシンフォニーの強襲に遭い2着。

 レース後、ルメール騎手が「途中から真面目に走ってくれた。まだ太い」とコメントしており、敗因として仕上がり面での影響があったのは否定できないところだ。

「カランドゥーラの新馬戦は当初、1週後の6月27日の芝1800mを予定していたんですよね。ただ、その日はルメール騎手が阪神で騎乗。6月21日の出走を予定していた同厩舎のアークライトが目標変更した事によって、1週前倒しで出走した経緯があります。

デビュー戦でルメール騎手が『まだ太い』と言ったのも、1週前倒しで出走したことが影響したと思われます」(競馬記者)

 そんなカランドゥーラだが、仕切り直しとなる今回の出走に向けては「モーリス産駒で気が良いし、余裕を持ったローテで」と藤沢和雄調教師がコメントしているように、前向きな気性からも間隔が開いた事は問題なさそう。

 まだ未勝利の身でありながらコスモス賞(2歳OP)に登録してきたというのも、大きな上積みが見込めると思っての事だろう。

「センスがありますし、馬の完成度は高く感じました。新馬戦特有のスローペースで2着に敗れはしましたが、もう少しペースが上がって総合力が問われるレースの方が良さそうです。コスモス賞なら格上挑戦となりますが、そこら辺も考えての采配なのかもしれませんね」(同)

 母ラストグルーヴの名からも分かる通り、名牝エアグルーヴの一族である本馬。祖母エアグルーヴのように2戦目での大きな変わり身は見られるのか……。

 15日(土)の札幌競馬で芝1800m戦(2歳未勝利)がある為、現時点ではこちらへの出走もありそうな状況。

 どちらにしても、今回のレースで真価を問われる事となりそうだ。

JRA藤沢和雄厩舎の超良血馬「異例」の未勝利OP挑戦!? ディープインパクト×エアグルーヴを母に持つ良血馬に「上積み必至」の厩舎事情?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
  2. 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
  3. 有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル
  4. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  7. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  8. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  9. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……