【有馬記念(G1)展望】最強女王アーモンドアイ出走で歴史的一戦に! 最初で最後の「No.1決定戦」へ超豪華メンバーが集結!
22日、中山競馬場でグランプリ有馬記念(G1)が開催される。今年は現役最強馬アーモンドアイの出走予定が決まったことで、歴史上稀に見るハイレベルなメンバーになることが決定的だ。
そこで今回は展望として、ファン投票で上位20位までに選ばれた12頭を紹介したい。いずれもG1で連対経験のある強豪ばかりだ。
◆アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)
ファン投票:109,885票(1位)
主な勝ち鞍:牝馬三冠、ジャパンC、天皇賞・秋
最強伝説へ――。競馬界の「主役」が運命に導かれるようにグランプリへ降臨する。牝馬三冠に加え、世界レコードで制したジャパンC……年度代表馬に輝いた昨年に比べ、2019年のアーモンドアイは決して順調とは言えなかった。
初の海外遠征となったドバイターフ制したものの、安田記念ではスタートで大きな不利を受け、まさかの3着。快進撃が7連勝で止まった。しかし、秋初戦となった天皇賞・秋ではG1馬10頭を相手に異次元の走りで一蹴。再び「最強」を証明した。
その後、本来なら香港Cに駒を進める予定だったが、遠征直前で熱発。超豪華メンバーが待つ、有馬記念へ矛先を替えることとなった。1週前追い切りの動きは抜群。勝てばディープインパクトやキタサンブラックなどと並んでG1最多勝記録となる。
◆リスグラシュー(牝5際、栗東・矢作芳人厩舎)
ファン投票:94,357 票(2位)
主な勝ち鞍:宝塚記念、コックスプレート(豪)
今の競馬界には、もう1頭「女王」がいる。それがアーモンドアイと並び規格外の牝馬として世界に名を轟かせるリスグラシューだ。
昨年のエリザベス女王杯でG1初制覇を飾り、惜敗続きにピリオドを打ったリスグラシュー。ただ昨年までは、強豪牝馬の枠を出ない存在だった。
ところが今年の宝塚記念でキセキ、スワーヴリチャード、レイデオロといった牡馬G1馬相手に3馬身差の圧勝。昨年の有馬記念ファン投票13位から、今年は堂々の2位。2019年、最も名声を高めたのは、この馬に違いない。
ここが引退レースとなるリスグラシューだが、アーモンドアイとは初対決。最強女王……いや、現役最強を決める大一番が最後の最後に訪れた。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
【有馬記念(G1)1週前追い切り】O.マーフィー騎手「彼は自信に満ち溢れている」スワーヴリチャード絶好時計! アーモンドアイ“自己ベスト”更新!
JRAサートゥルナーリア「スミヨン吹きすぎ」有馬記念(G1)も心配多々?「表情に出ているとおり自信はたっぷりあります」→惨敗
2019JRA年度代表馬決定戦:有馬記念。栄光を手にするのはアーモンドアイ、スワーヴリチャード、リスグラシュー、フィエールマン?条件を徹底検証。
JRA有馬記念(G1)「牝馬の呪い」アーモンドアイは負ける……ウオッカ、ブエナビスタも「餌食」に!?
JRAデムーロ「壮絶嫌われ」関東でも……「関東で再起を図ろうとしているけど、すでに化けの皮が剥がれつつある」