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【有馬記念(G1)1週前追い切り】O.マーフィー騎手「彼は自信に満ち溢れている」スワーヴリチャード絶好時計! アーモンドアイ“自己ベスト”更新!

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 大一番が10日後に迫ってきた。22日に中山競馬場で行われるグランプリ有馬記念(G1)に向け、出走予定各馬が1週前追い切りを行っている。

 今年は、年末の総決算に相応しい超豪華メンバーが集結。G1馬11頭が顔をそろえる中、一際大きな注目を集めたのが、やはり現役最強馬アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

「皆さんの見た通りです」

 陣営は王者に相応しい自信に満ちていた。美浦のウッドコースで1週前追い切りを行ったアーモンドアイは、5ハロン65.2秒、ラスト11.8秒。併せ馬を2馬身ほど引き離した。1週前追い切りとしては自己ベストを更新、「ノープロブレム」と主戦のC.ルメール騎手が語った通り、熱発による香港C(G1)回避の影響を微塵も感じさせない好内容だった。

 舞台となる中山2500mの有馬記念は、本馬にとって初舞台、初距離となるがルメール騎手は「ジャパンCも楽に勝ったので、絶対スタミナはある。乗りやすい馬だから心配はない」と意に介していない様子。国枝調教師も「逆に楽しみ」と、あくまで強気だ。

 最強女王が再び「最強」を証明するか。まずは、無事に本番を迎えることを心待ちにしたい。

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 もう1頭の「女王」リスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)も、状態アップは明らかだったようだ。

 栗東の坂路で1週前追い切りを行ったリスグラシューは4ハロン51.6秒、ラスト12.3秒の好時計。矢作調教師が「追いつかないと思ったけど」と話すほど、大きく先行する併せ馬を追いかける形となったが、最後にはきっちりと先着し貫禄を示している。

 これだけの好内容にも「最高の状態にしなきゃ勝てない。そこまで持っていきたい」と矢作調教師に油断はない。今回がラストランとなるリスグラシュー。初対決となるアーモンドアイを倒し「最強」を証明するフィナーレへ、陣営は究極の仕上がりを追い求めていく。

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