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JRA有馬記念(G1)「牝馬の呪い」アーモンドアイは負ける……ウオッカ、ブエナビスタも「餌食」に!?

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 今年の暮れのグランプリ有馬記念(G1)。G1馬が11頭も揃い、超豪華メンバーでの開催が予定されているが、中でも注目を集めているのは最強牝馬・アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)だろう。

 今年はドバイターフ(G1)を勝利したものの、安田記念(G1)は不利に泣き3着に終わった。だが、中長距離を得意とするライバルたちが集結していた天皇賞・秋(G1)は、2着に3馬身差をつけて優勝。改めてその高い実力を証明していた。

 アーモンドアイは、もともと香港C(G1)への出走を予定していたものの、直前になって熱発で回避を表明。だがその後、予想以上に回復が早かったこともあり、10日には同馬を所有するシルクレーシングがHPで参戦を発表していた。

「アーモンドアイの主戦騎手であるC.ルメール騎手はフィエールマンでの参戦が決定していました。ところが、それを覆してアーモンドアイに騎乗することになったみたいです。この2頭を所有するのがノーザンファーム系列のクラブ馬だから可能だったのでしょう。

 参戦が決まったアーモンドアイは、ルメール騎手を背に1週前追い切りを美浦Wで僚馬と併せ馬。2馬身先行した僚馬をあっさりと交わして、5F65秒6、ラスト11秒8を記録。熱発の影響をみじんも感じさせない走りを見せてくれました」(競馬誌ライター)

 稽古後、ルメール騎手も「ノープロブレム」と一言。出走することすら出来なかった香港Cの鬱憤を、暮れの祭典で晴らすべく、順調に調整が進められているようだ。

「アーモンドアイは出走が危ぶまれている中でも票を伸ばしてファン投票1位に選出。2位だった昨年は回避しましたが、今年こそついにその勇姿を有馬記念の舞台で見ることができそうです。

 ただ気になるのは有馬記念にある牝馬のジンクス。00年以降、ファン投票で1位に支持された馬は16頭出走していて、【6・4・1・5】と好成績を残しています。ただその中で牝馬に目を向けると07年ウオッカが11着に終わり、2年連続で1位に輝いたブエナビスタは10年2着、11年7着と敗れているんです。牝馬での優勝は、08年のダイワスカーレット、14年ジェンティルドンナが達成していますが、ファン投票ではどちらとも2位でした。今年、アーモンドアイはこのジンクスを打ち破ることも期待されています」(競馬記者)

 アーモンドアイは勝利を掴み取ることができるのだろうか?

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