JRA有馬記念「レーンどん詰まり」リスグラシューも心配? 日本ダービーでもミスを……
8日の香港マイル(G1)は、C.スミヨン騎手が騎乗するアドマイヤマーズが力強く抜け出して優勝。他の日本勢はノームコアが4着、ペルシアンナイトが5着に入った。だが、安田記念(G1)、マイルCS(G1)を制して、統一マイル王に輝いたインディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)は無念の7着に終わっている。
レースで内の好枠をゲットしていたインディチャンプ。道中はそれを活かすかのように、インを進んで脚をためた。だが最後の直線に入っても前が開く気配はなく、しっかり閉じられたまま。活路を開くべく外に出そうとするも、すぐに横から被されてしまい、万事休す。惨敗を喫していた。
レース後、管理する音無調教師は「ゲートへ入った時に緊張したようでスタートが良くなった」と語り、「道中は行くところがなかったですね。できれば瞬発力を見せたかったのですが、そのチャンスがなく残念でした」と悔しげにレースを振り返っていた。
「ウチを進むと距離をロスしないメリットはありますが、その反面に他馬に包まれてしまうというデメリットもあります。今回、インディチャンプはオッズを見ても、昨年の王者であるビューティージェネレーションとほぼ同等だと評価されていました。それだけにマークが厳しく、まったく自分が得意とする展開に持っていくことができなかったようですね」(競馬誌ライター)
決して実力を発揮できたとはいえない内容で、初海外G1挑戦を終えることになったインディチャンプ。期待されていただけに、鞍上のD.レーン騎手に厳しい目を向けるファンも多いようだ。
「もう少し早く外に進路を取るなど何かしらアクションを起こしていれば、結果が違ったと考えている人は多いみたいですね。これは結果論ではありますが、他馬に囲まれて不完全燃焼で終わっているだけにそう思われても仕方ないのかもしれません。
ただ今回の騎乗を見て、有馬記念でのリスグラシューでもやらかさないかと心配する声もあがっています。レーン騎手には日本ダービーでの“前科”もありますからね。このときは、C.ルメール騎手が騎乗停止のために回ってきたサートゥルナーリアで、スタートで後手を踏み4着に終わりました。今回のリスグラシューも有馬記念では上位人気確実。春同様、まさかの結末を迎えなければいいのですが……」(競馬記者)
リスグラシューは有馬記念での引退を発表している。レーン騎手は引退に華を添えることができるのだろうか?
PICK UP
Ranking
5:30更新- 阪神JFで「好走必至」の穴馬が不可解な乗り替わり…「5馬身違う」最強助っ人とC.ルメールの対決も熱い
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- ドゥラメンテ近親の「元クラシック候補」が反撃の狼煙!ダートのレコードホルダーが芝重賞に再挑戦
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 藤田伸二「酷いレース」のマリーンCにブチ切れ?「何を学んできたのか不思議だわ!」田口貫太に不満爆発
- 「体重超過」大江原比呂が1日でダイエット成功!岩田望来や西村淳也も悩んだ過酷な体重管理
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- 今村聖奈も「300鞍」争奪戦に参加!? 岩田望来&田口貫太「フランス武者修行」で絶好機迎える“5人の騎手”とは