![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
【皐月賞】メイショウタバル「史上最速」タイムでシンガリ大惨敗…「ゲート入りに手間取った時に」父ゴールドシップの難しさが露呈?
![【皐月賞】メイショウタバル「史上最速」タイムでシンガリ大惨敗…「ゲート入りに手間取った時に」父ゴールドシップの難しさが露呈?の画像1](/wp-content/uploads/2030/10/Ruriko.I_20231022_hamanakasuguru_365.jpeg)
4番人気メイショウタバル、まさかのシンガリ大惨敗…
牡馬クラシック1冠目の皐月賞(G1)は2番人気ジャスティンミラノが勝利。デビュー3連勝で無敗の戴冠となった上、勝ちタイム1分57秒1はレコードのおまけ付きだった。
騎乗した戸崎圭太騎手はレース後「今日もパワーアップしていましたし、またさらにダービーに向けていい状態になってくると思います」と、さらなる上積みに期待。次の日本ダービー(G1)ではダントツの人気も考えられそうだ。
一方で、4番人気と上位候補の一角に支持されたものの、シンガリ17着と大惨敗を喫したのがメイショウタバル(牡3歳、栗東・石橋守厩舎)と浜中俊騎手のコンビである。
同馬は前走の毎日杯(G3)を逃げて6馬身差の圧勝。阪神・芝1800mの同レースで勝ちタイムの1分46秒0は、後のダービー馬シャフリヤールに次ぐ歴代2位タイとG1勝ちへの機運が高まっていた。
しかし、レースでは五分のスタートを切って前走と同様にハナを奪ったが、1000m通過は57秒5の超ハイペース。この日の中山は前残りのレースも目立っていたが、さすがに速すぎたようで最後の直線を向いたところでほとんど余力が残っておらず、最後はシンガリまで沈んだ。
「前半1000m通過57秒5は皐月賞で史上最速。これまで最も速かったのはコパノリチャードがハナを切った2013年の58秒0でしたが、それを一気に0秒5も上回ったのですから、さすがにオーバーペースと言わざるを得ませんでした」(競馬誌ライター)
レース後、騎乗した浜中騎手は「リズム良く運ぼうと思いましたが、掛かってしまいました」と、4番人気を大きく裏切ってしまった理由を述べていた。
どうやら返し馬までは落ち着いていたようだが、スタート直前に落とし穴が潜んでいたようだ。
ゲート入りに手間取る姿は父ゴールドシップを彷彿…
通常であれば後入れとなる偶数の2番ゼッケンだったが、一番先にゲートへ誘導されたように、もともとゲートに課題があったメイショウタバル。さらにゲート入りが始まろうとしたところで、ダノンデサイルの馬体検査のために中断されるアクシデントも重なった。
その後ファンファーレが鳴り、仕切り直しのゲートインとなったが、浜中騎手が「ゲート入りに手間取った時に、テンションが上がってしまいました」と振り返った通り、冷静さを欠いたメイショウタバルがゴネる仕草を見せる。
振り返って見れば、この時点でほぼメイショウタバルの皐月賞は終わっていたのかもしれない。
「メイショウタバルの父ゴールドシップも現役時代にはさんざん枠入りを嫌がる仕草をみせるなど、ゲート難の馬として知られていました。メイショウタバルはスタート寸前のところまできて、父の難しい面を露呈してしまったといえるかもしれませんね」(同)
その後、メイショウタバルはスタートこそ無難に出たものの、道中はうまく折り合えずに半ば暴走気味のペースで逃げると、最後の直線で急失速してしまったのは先述の通りである。
毎日杯を圧勝した際には、皐月賞の有力候補と目されていたメイショウタバルだったが、果たしてうまく立て直して巻き返しは叶うだろうか。スタンド前発走となる日本ダービーには、小さくない課題を持って挑むことになりそうだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
- 藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- アイビスSD史上2度目の「傘マーク」に8枠神話も崩壊!? 「悲劇のヒロイン」サンアディユ登場から17年
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 馬券率「100%」2歳女王アスコリピチェーノ姉VS復活のガストリック! 異例の好メンバー集結の関越Sが激熱
- 【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「G1・3勝」の名牝も彷彿? 武豊&ナムラローズマリーが3連勝達成! 「怪物候補」に早くもイクイノックス二世の声!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
関連記事
関東のホープが永島まなみ、藤田菜七子ら抑え「史上最多」注目レースV! 東西の名門厩舎からも騎乗依頼、「頼れる男」がいよいよカムバック
ジャンタルマンタル、NHKマイルC(G1)大本命に急浮上!? 川田将雅「素晴らしいレース」もう1頭の有力お手馬「鞍上未定」の裏事情
福永祐一厩舎「G1出走権獲得」に胸中複雑!? 皐月賞トライアル「ハナ差4着」で出走権逃した3日後に転厩決定
【皐月賞】戸崎圭太「康太が後押し」ジャスティンミラノ無敗戴冠!「この馬と共にダービー勝って、いい景色を」5年前の“忘れ物”回収へ最高のスタート
【福島牝馬S(G3)展望】今年「50戦0勝」騎手が本命馬に騎乗!? リバティアイランドに迫った実力を示せるか