【皐月賞】メイショウタバル「史上最速」タイムでシンガリ大惨敗…「ゲート入りに手間取った時に」父ゴールドシップの難しさが露呈?

4番人気メイショウタバル、まさかのシンガリ大惨敗…
牡馬クラシック1冠目の皐月賞(G1)は2番人気ジャスティンミラノが勝利。デビュー3連勝で無敗の戴冠となった上、勝ちタイム1分57秒1はレコードのおまけ付きだった。
騎乗した戸崎圭太騎手はレース後「今日もパワーアップしていましたし、またさらにダービーに向けていい状態になってくると思います」と、さらなる上積みに期待。次の日本ダービー(G1)ではダントツの人気も考えられそうだ。
一方で、4番人気と上位候補の一角に支持されたものの、シンガリ17着と大惨敗を喫したのがメイショウタバル(牡3歳、栗東・石橋守厩舎)と浜中俊騎手のコンビである。
同馬は前走の毎日杯(G3)を逃げて6馬身差の圧勝。阪神・芝1800mの同レースで勝ちタイムの1分46秒0は、後のダービー馬シャフリヤールに次ぐ歴代2位タイとG1勝ちへの機運が高まっていた。
しかし、レースでは五分のスタートを切って前走と同様にハナを奪ったが、1000m通過は57秒5の超ハイペース。この日の中山は前残りのレースも目立っていたが、さすがに速すぎたようで最後の直線を向いたところでほとんど余力が残っておらず、最後はシンガリまで沈んだ。
「前半1000m通過57秒5は皐月賞で史上最速。これまで最も速かったのはコパノリチャードがハナを切った2013年の58秒0でしたが、それを一気に0秒5も上回ったのですから、さすがにオーバーペースと言わざるを得ませんでした」(競馬誌ライター)
レース後、騎乗した浜中騎手は「リズム良く運ぼうと思いましたが、掛かってしまいました」と、4番人気を大きく裏切ってしまった理由を述べていた。
どうやら返し馬までは落ち着いていたようだが、スタート直前に落とし穴が潜んでいたようだ。
ゲート入りに手間取る姿は父ゴールドシップを彷彿…
通常であれば後入れとなる偶数の2番ゼッケンだったが、一番先にゲートへ誘導されたように、もともとゲートに課題があったメイショウタバル。さらにゲート入りが始まろうとしたところで、ダノンデサイルの馬体検査のために中断されるアクシデントも重なった。
その後ファンファーレが鳴り、仕切り直しのゲートインとなったが、浜中騎手が「ゲート入りに手間取った時に、テンションが上がってしまいました」と振り返った通り、冷静さを欠いたメイショウタバルがゴネる仕草を見せる。
振り返って見れば、この時点でほぼメイショウタバルの皐月賞は終わっていたのかもしれない。
「メイショウタバルの父ゴールドシップも現役時代にはさんざん枠入りを嫌がる仕草をみせるなど、ゲート難の馬として知られていました。メイショウタバルはスタート寸前のところまできて、父の難しい面を露呈してしまったといえるかもしれませんね」(同)
その後、メイショウタバルはスタートこそ無難に出たものの、道中はうまく折り合えずに半ば暴走気味のペースで逃げると、最後の直線で急失速してしまったのは先述の通りである。
毎日杯を圧勝した際には、皐月賞の有力候補と目されていたメイショウタバルだったが、果たしてうまく立て直して巻き返しは叶うだろうか。スタンド前発走となる日本ダービーには、小さくない課題を持って挑むことになりそうだ。
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