GJ > 競馬ニュース > モズスーパーフレアは軽ハンデ!?
NEW

JRA「G1馬」なのにモズスーパーフレア北九州記念(G3)は軽ハンデ!? 明暗分かれた新馬戦勝ちのみで「G1馬」扱いのアノ馬

【この記事のキーワード】,

JRA「G1馬」なのにモズスーパーフレア北九州記念(G3)は軽ハンデ!? 明暗分かれた新馬戦勝ちのみで「G1馬」扱いされたアノ馬の画像1

 23日、小倉競馬場ではスプリント戦のハンデ重賞・北九州記念(G3)が行われる。サマースプリントシリーズの第3戦は現在11ポイントで1位のラブカンプー、10ポイントで2位のジョーカナチャンも出走を予定しており、熱い戦いが期待できそうだ。

 そんな中、JRAから発表されたハンデにおいて、56.5キロで出走可能なモズスーパーフレア(牝5、栗東・音無秀孝厩舎)が有利ではないかという見方がされている。同じくハンデ重賞だった2月のシルクロードS(G3)出走時のハンデは、昨年のスプリンターズS(G1)での2着を評価されたこともあってか56キロだった。

 だが、3月の高松宮記念(G1)を優勝し、晴れてG1馬の仲間入りをしたにもかかわらず、課されたハンデは0.5キロ増にとどまった。一方では、7歳牝馬のダイメイプリンセスが昨年より1キロ重い56キロを課されたのは気の毒かもしれない。モズスーパーフレアがG1馬であることを考慮すれば、思わぬ”軽ハンデ”で出走できることとなった。

 その一方、モズスーパーフレアの高松宮記念優勝は1位入線したクリノガウディーの4位降着による繰り上がりのお陰でもある。今回のハンデの匙加減にも微妙な影響があったのではないだろうか。

 事実、クリノガウディーがCBC賞(G3)で課されたのは58.0キロのトップハンデだった。重賞で入着実績のある馬とはいえ、実質の勝利は新馬戦のみだった同馬には酷な斤量である。これには陣営からもハンデキャッパーへの嘆き節も聞こえたほどで、レースでもハンデが堪えたのか後方のまま、12着と大敗を喫した。

 56キロで巻き返しを期した関屋記念(G3)でも18着の最下位に終わり、レース後には陣営から「いいポジションで運んだけど伸びなかった。のどが気になったようで検査する」とコメントが発表されてしまった。”幻のG1馬”としてはあまりにも不運な連敗である。

「モズスーパーフレアが昨年の北九州記念で4着に敗れた際のハンデが55キロだったことを考えると1.5キロ増ですから妥当でしょう。

ただ、実質G1馬の扱いをされたクリノと比較すると、モズがG1を勝っていない扱いと考えるのなら56.5キロも合点がいきます。クリノガウディーは0.5キロ重く、モズは0.5キロ軽いくらいの忖度はあるかもしれませんね」(競馬記者)

 また、モズスーパーフレア陣営としても、重視しているのはハンデよりも大一番のスプリンターズ(G1)であることは間違いない。

 高松宮記念を制した舞台と重なるセントウルS(G2・今年は中京開催)ではなく、あえて北九州記念を使うのは、放牧を挟んで本番に使うためだ。

 好結果を残した昨年と同じステップで、今度こそ文句なしのG1勝利を手に入れたい。

JRA「G1馬」なのにモズスーパーフレア北九州記念(G3)は軽ハンデ!? 明暗分かれた新馬戦勝ちのみで「G1馬」扱いのアノ馬のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
  9. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  10. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは