
JRAサートゥルナーリアVSアーモンドアイが今年の天皇賞・秋(G1)でも再現! 京都大賞典(G2)から参戦するアノ馬に一角崩しの期待
今年の宝塚記念(G1)で2着のキセキ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)が、京都大賞典(G2)からの復帰を視野に入れているようだ。
『日刊スポーツ』の取材によると、今週末に放牧先から栗東トレセンへ帰厩を予定しており、同馬を管理する角居調教師は11月1日に東京競馬場で行われる天皇賞・秋(G1)が目標とコメントしている。
天皇賞・秋には8冠を目論んだ今年の安田記念(G1)を2着に惜敗したアーモンドアイも参戦を予定している。同レースには、宝塚記念4着のサートゥルナーリアも出走を予定しており、昨年に続いて2頭の対決が実現しそうだ。
初対決となった昨年の天皇賞・秋は好位から積極的な競馬で末脚の切れるライバルの封じ込みを図ったサートゥルナーリアをアーモンドアイが横綱相撲で返り討ちにした。
だが、2度目の対決となった有馬記念(G1)では中団からの競馬で伸びを欠いたアーモンドアイを後方から追い込んだサートゥルナーリアが差し切ってリスグラシューの2着と先着を果たした。
1勝1敗で迎える3度目の対決に大きな注目が集まる。
その一方、サートゥルナーリアは東京競馬場で好走実績がない。今年の金鯱賞(G2)で左回りの中京競馬場を克服したとはいえ、この1勝のみで苦手意識を完全払拭したと考えるのは早計だろう。
他にも、毎日王冠(G2)からの始動を発表したサリオス陣営の動向も気になる。1800m戦を使ってくることからも、おそらく菊花賞(G1)への出走はないだろう。そうなるとマイルから中距離路線が目標となる可能性が高く、天皇賞・秋も選択肢に入って来そうだ。
「8冠を目指すアーモンドアイ陣営にとっては、ここが最大のチャンスでしょう。ジャパンC(G1)や有馬記念(G1)にはコントレイルやデアリングタクトなどの強力な3歳も出走してくる可能性が高いですから。
アーモンドアイ陣営としては、その前に天皇賞・秋を勝っておきたいところです。幸い、有力馬の多くがノーザンファーム出身ですから、その辺りはうまく調整してくるかもしれませんね」(競馬記者)
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