GJ > 競馬ニュース > 短距離王国・安田厩舎「最後」の忘れ物!?  > 2ページ目
NEW

JRA短距離王国・安田隆行厩舎「最後」の忘れ物!? 完全制覇へ古馬1200m以下で唯一勝っていないあのレース

「1200mで右に出る者がいないほどの実績を誇る安田厩舎ですが、意外にもアイビスサマーダッシュは4回挑戦して勝ったことがありません。というか安田厩舎自体、関西の厩舎ということもあって、今年も5月にサンライズカナロアが1度出走しただけ。通算でも5勝と1年に1勝するか、しないか、といったペースで、あまり新潟の芝1000mのレース自体に出走していないんですよね」(同)

 2011年にはサマースプリント王になったカレンチャンを擁してCBC賞(G3)、函館スプリントS、北九州記念(G3)、キーンランドC(G3)と夏の短距離重賞を勝ちまくった安田厩舎。それでも肝心のアイビスサマーダッシュには出走すらなかった。

 そんな「短距離王国」が、最もアイビスサマーダッシュに近づいたのが、2016年に3着したプリンセスムーンだ。駿風S(1600万下)、韋駄天S(OP)を連勝した安田厩舎には極めて珍しい千直のスペシャリストで、アイビスでも3番人気に推されていた。

 しかし、プリンセスムーンは同年の秋に引退。約20年で最大のチャンスを逃すこととなった安田厩舎だが、その可能性は2世に託されている。

「2016年に引退したプリンセスムーンですが、昨年にロードカナロアとの第1仔が誕生しています。順調に行けば安田厩舎で管理する可能性が高そうですし、師の勇退前にこの馬でアイビスサマーダッシュに挑戦することがあれば盛り上がるでしょうね」(別の記者)

 今年67歳の安田調教師は、4年後の2024年の2月一杯に定年で勇退する。プリンセスムーンの初仔がデビューした際は、その動向を楽しみに待ちたい。もし達成できれば、当然史上初の記録となるだろう。

JRA短距離王国・安田隆行厩舎「最後」の忘れ物!? 完全制覇へ古馬1200m以下で唯一勝っていないあのレースのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 横山武史「ジョッキーカメラ」はなぜ非公開だったのか? 鬼気迫る川田将雅の大声にビックリも…ナミュール降板で「屈辱」味わった男が迎える正念場
  5. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  8. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?