JRAセントライト記念(G2)データから浮上した人気薄激走馬! 夏の上がり馬で「買える」のは、アノ馬だけ!?
今回は、菊花賞トライアルのセントライト記念(G2)を検証したい。このレースも同様に、特別な性質を持つ「トライアルだからこそ狙える馬」がいるはずだ。
セントライト記念は上位3着までに菊花賞(G1)の優先出走権が与えられる。通常であれば賞金的に菊花賞に出走できない馬でも、このレースで3着以内に入れば菊花賞に出走できるのだから、他のレースとは意気込みも違うだろう。
ただし、セントライト記念は歴史的に見ても、菊花賞へのつながりはもう一つのトライアルレースである神戸新聞杯ほどではない。実際に過去にセントライト記念の優勝馬で菊花賞を勝利したのは、過去40年ではキタサンブラックとシンボリルドルフの2頭のみだ。
まずは過去10年で3着以内となった30頭の中から、セントライト記念で権利を獲らなければ菊花賞に出走できなかった可能性があった馬を調査し、その馬の傾向を探ってみた。調査対象馬は収得賞金1500万円以下(現2勝クラス勝ち・旧1000万クラス勝ち)あたりまでの10頭だ。
■過去10年で3着以内に入った該当馬
2010年2着ヤマニンエルブ 柴山雄一
2012年3着ダノンジェラート 三浦皇成
2012年2着スカイディグニティ 四位洋文
2013年3着アドマイヤスピカ 戸崎圭太
2013年2着ダービーフィズ 田中勝春
2013年1着ユールシンギング 北村宏司
2015年3着ジュンツバサ 石橋脩
2017年3着サトノクロニクル デムーロ
2017年1着ミッキースワロー 横山典弘
2018年1着レイエンダ ルメール
騎手は関東所属7名、関西所属1名と関西所属の外国人騎手2名、圧倒的に関東所属騎手が優位で、しかも重賞を何勝もしているベテラン騎手ばかり。ローズS同様に経験とレベルの高い騎乗が求められるだけに、若手が入り込む余地はないといっていいだろう。
また厩舎は関東6に対し関西4とほぼ互角、ここはあまり大きな差はない。ただしクラシック最後の一冠につながるレースだけに、社台グループの存在は大きい。10頭中9頭は社台グループ関連馬で、そのうちノーザンファームの生産馬が5頭、社台ファームの生産馬が2頭、社台系の馬主クラブの所有馬が3頭と幅を利かせている。
前走は10頭中4頭が8月に出走、3頭が7月、残る3頭は6月と9月と4月に出走で夏に使った馬が有利。そして10頭中5頭が前走で2勝クラスを使い、3頭が1勝クラスを勝利している。残り2頭は青葉賞(G2)とラジオNIKKEI賞(G3)だった。
全馬とも前走は芝1800m以上で、すべての馬が芝1800m以上で2勝以上している。そしてデビュー戦と重賞以外で2桁着順がないことや、また10頭中9頭が前3走以内に勝利しており、近走で頭打ちの馬は不要だ。
これらの要素をまとめると以下の通りとなる。
・社台グループ関連馬
・関東所属騎手か外国人騎手
・前走条件クラス
・デビュー戦と重賞以外で10着以下無し
・夏に出走
・前走は芝1800m以上
・芝1800m以上で2勝以上
・前3走以内に勝利
以上の傾向やデータを踏まえて今年の出走予定馬を見てみると、激走候補に該当する馬が1頭だけいる。
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