
JRA中京競馬で○○○上位独占の「珍事」発生! 東京から「約2年ぶり」の結果はやっぱり万馬券
26日の中京6Rは、あまりお目にかかれない珍しい決着になった。
このレースには「セン馬」が3頭出走していたのだが、なんとその3頭が上位を独占したのだ。
4頭以上のセン馬が出走して上位3着まで独占という事は意外とあるものだが、3頭出走したセン馬が上位独占となると、2018年の10月8日の東京8Rまで遡る事となる。1着インシュラーが1番人気、2着のランスマンが12番人気、3着レッドアーサーが11番人気と3連複5万8600円、3連単24万1550円と波乱の決着となっている。
セン馬とは去勢された牡馬の事だ。競走馬は去勢をする事によって、気性が穏やかになったり、筋肉が柔らかくなったりする効果があるという。
今回、1着となったダノングリスター(セン4歳、栗東・寺島良厩舎)を管理する寺島良調教師は「去勢効果で体の使い方が柔らかくなり、周りを気にする面もなくなってきました」とレース前にコメントしており、精神面、肉体面、両方での効果が表れてた結果といえるだろう。
ダノングリスターに騎乗した岩田望来騎手も「砂を被る形でも大丈夫でした」とレース後にコメント。馬込みでも集中力が切れなかった辺り、効果テキメンだったといえそうだ。
セン馬の上位3頭は、すべて人気薄。1着ダノングリスターが8番人気、2着ダッチマンが7番人気、3着キワミが9番人気だった。3連複は9万3190円、3連単に関しては51万190円と、約2年前のセン馬による上位独占と同じく、今回も波乱の決着となった。
この結果には、記者もお手上げの様子だったようだ。
「去勢が上手くいく事もあれば、そうではない事も勿論あります。1着になったダノングリスターは去勢後の初レースでしたし、馬体重もマイナス8㎏。2着ダッチマンや3着キワミは去勢後に数レース走ってましたし、まさかセン馬3頭で決まるとは……。
非常に難しいレースでしたね。因みに、このレースで1番人気だったキンノマサカリは5着と、久々の影響が出てしまいました」(競馬記者)
1番人気だったキンノマサカリは、今回のレースがデビューからの4戦目。しかも、今回のレースがトモを骨折した事による9カ月半の休養明けだった。騎乗した和田竜二騎手は「キャリアが浅くて課題が多かった。伸び切れなかったのは久々の分で、叩いた次は違うと思う」とコメント。次走の巻き返しを期待していた。
今回は上位6頭までが0.4秒以内にひしめき合う混戦となったが、ひと叩きされた次走は本馬の粘り腰も増すはず。次走は混戦を“断ち切る”ようなレースを期待したいものだ。
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