JRA横山典弘「落馬」息子たちの前で父の威厳示すハズが……まさかのアクシデントに思わず膝をパンッ!
26日に中山競馬場で行われた3Rの新馬戦は、新種牡馬ホッコータルマエ産駒のインパルスベルンが7馬身差の圧勝。レース後には鞍上の田辺裕信騎手が「強い勝ち方」と絶賛するド派手なデビューで、嬉しい産駒JRA初勝利を飾った。
一方、ヒヤリとする結果に終わったのが、パワフルスパート(牡2歳、美浦・的場均厩舎)に騎乗した横山典弘騎手だ。
16頭で争われたダート1800mの一戦。中団からのレースとなったパワフルスパートだったが、4コーナーで急に外側へ逃避……隣を走っていたデリシュレーヌにタックルをお見舞いしてしまい、その衝撃で横山典騎手が落馬するアクシデントがあった。
「あれは名手・横山典騎手でも仕方ないですね……。ただVTRで振り返ると、逃避する寸前から、すでに気配があったのか、直前に本人が後方を確認しているのがわかります。
幸い横山典騎手は無事で、次のレースにも騎乗。落馬した際はヒヤリとしましたが、大きな問題にならなかったのは、一瞬の“準備”があった分かもしれません。落馬した後は、すぐに立ち上がって悔しそうに膝の辺りをパンッと叩いている姿が印象的でした。いずれにせよ、大きな事故に繋がらなかったのは不幸中の幸いでしたね」(競馬記者)
横山典騎手といえば、明日のオールカマー(G2)ではミッキースワローに、来週のスプリンターズS(G1)でもダイアトニックという有力馬の騎乗が予定されているだけに、レースを観た関係者としても心配が増したに違いない。次のレース以降、元気に騎乗している姿にファンも一安心だろう。
なお、逃避してしまったパワフルスパートには、JRAから10月18日までの出走停止処分が下っている。処分後は平地調教再審査となる。かつて関東の名手として鳴らした的場均調教師と、同じく関東でしのぎを削った横山典騎手、オールドファンには胸熱のコンビ結成だったが“パワフルなスパート”は次走以降にお預けとなってしまったようだ。
また、このレースには横山典騎手の息子となる横山武史騎手、横山和生騎手も参戦。それも武史騎手が1番人気、和生騎手が2番人気に騎乗と、横山典騎手としては、父として改めて威厳を示したかったレースだったに違いない。
落馬後、横山典騎手が思わず膝を叩いたのは、馬を御し切れなかった悔しさか、それとも息子たちの前で無様な姿を晒してしまったからか、はたまた……。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRAセントライト記念(G2)バビット重賞連勝に2年目・団野大成の「痛過ぎた」代償。前走「当日落馬」で代打・内田博幸「これをバネにして」エールも……
JRA川田将雅「落馬」も福永祐一タイセイアゲイン8馬身差圧勝!「これだけの脚を使える馬は、なかなかいない」ダート界に「超大物」登場の予感
JRA福永祐一「落馬寸前」の悪夢を払拭できるか!? ローズS(G2)「大器」リリーピュアハートが“明確なビジョン”の延長戦に挑む
JRA武豊快勝も、横山武史「落馬」にファンから心配の声続々……北海道シリーズ絶好調中のアクシデント
JRA木幡巧「落馬寸前」大暴走で「エイシンヒカリ2世」爆誕!? “大物”リフレイム「アイルランドTの伝説」堂々再現も黒岩調教師「全く喜べない」