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2016.11.18 13:00
東京スポーツ杯2歳S(G3)に「異色」のベテラン騎手が参戦……「昨年0勝」の男が騎手人生のラストチャンスに全霊を尽くす!
編集部
「岩部純二」という名を聞いて「ああ、あの騎手か」といえる競馬ファンはそう多くないはずだ。そこまで言えば「新人騎手の初重賞挑戦」となるのがお決まりだが、岩部騎手は藤田菜七子騎手と同期どころか、今年で40歳。デビュー23年目になる大ベテランだ。
どちらかといえば、競馬ファンに馴染みの薄い障害レースの名手でもない。岩部騎手の通算障害成績は4着が1度あるだけ。
そんな「マイナー騎手」がデビューしたのは1994年。同期には関西の幸英明騎手や、関東の吉田豊騎手などがいる。無論、この2人のように活躍していれば、今なお騎手を続けていてなんらおかしくはないが、岩部騎手はデビュー初年度わずか5勝といきなり躓いている。
2年目こそ18勝を挙げて飛躍のきっかけを掴んでいるが、実はこれが岩部騎手の23年のキャリアの中での最多勝タイ記録。JRAでの勝利としては1998年にもう一度18勝を挙げているが、他は大半が1ケタ勝利。23年間で133勝しかしていないのだから、それも当然なのかもしれない。
近年は厳しい”生存競争”に敗れた多くの若手騎手が、まだ20代半ばで騎手引退をする時代。多少儲けが下がっても、生活が安定する厩務員や調教助手の道を選択する騎手は決して少なくない。そんな中、これだけ長く細々と弱肉強食の世界を生き抜いている岩部騎手のような存在は本当に稀有で、まさに「異色の騎手」である。
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